2011年03月08日

隠れた名作「ワニワニパニック」

最近は、とんとゲーセンに行かなくなってしまった。
たまに入ってみると、カードを購入しないといけないとか多人数筐体だったりとか知らないシステムだったりとかで、そんなにやりこむ気はない、ややこしいルールを覚える気もない自分には縁遠い存在になったりしていることが多い。

そんなアミューズメント施設の中でも、もう20年以上全国で稼働しつづけている超ロングセラーもある。
単純でわかりやすいルール、適度なプレイ時間、老若男女の誰がやっても無条件に盛り上がる。
それが「ワニワニパニック」。
ナムコ1989年のエレメカだ。

DSC04168.jpg



1989年稼働開始。5匹並んだワニをハンマーで叩いて撃退するというモグラ叩きゲー
ムの亜種だが、一定のラインまでワニが進むと噛まれたことになり減点したり、得点により難易度が変化するなどといった要素が追加されている。ゲーム後半は
ワニが「怒った」ことでスピードが上がるのも特徴。制限時間は50秒で、40匹以上叩くと10秒間延長される。叩いたことを示すセンサーはハンマー側では
なくワニ側に設けられているため、例えば素手で叩いても得点が得られる。


ロングセラーとなり、続編や派生エレメカが出ているほか、高齢者向けのリハビリエンタテイメントマシンとして『ワニワニパニックRT』がリリースされている。
(Wikipedia)
 

 
他のゲームで50秒だったら舌打ちするかもしれないが、ワニワニパニックなら納得できる。
いろんな音声がごちゃまぜになって相当うるさい施設でも、
このマシンの「いて!」と「も〜、怒ったぞ!」という台詞はしっかり聞こえるはずだ。
であるから遊んだことのなくても、その存在くらいは知っている人が多いだろう。

そう思うと、
一定の順序で出現するワニ → それをリズムよく叩く → うまく叩くと音が鳴る(イテッ)
これは数ある音ゲーの仕組みと同じである。つまり音ゲーの元祖なのかもしれない。

ただしたまにセンサーの壊れたワニがまぎれていて、叩いてるのに「パクッ」とされてしまうから油断できない。

また上記Wikipediaにも書いてあるが、リハビリマシンとして活躍しているようだ。
握力や敏捷性、ファンクショナルリーチ、反応時間の向上に役立つのだろう。
またエアホッケーなどと異なり、車椅子でのプレイも問題なさそうだ。



ついでに、プレイ動画なんてあるのかなと思って探してみた。
しかし当然、大半のプレイ動画がゲーセン内で撮影されているためうるさい。
比較的いいのは↓これ。




iPod Touch / iPhone用のゲームでも出ています。
バンダイナムコ、iPhone/iPod touch「ワニワニパニック」2つの新モードを収録して5月24日に配信開始

posted by tk219 at 15:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | なつかしの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月07日

ポプコム最終号

本棚からまた発見しました。
往年のパソコン雑誌「ポプコム(POPCOM)」の最終号です。1994年3月号。

popcom_h.jpg

表紙イラストはくつぎけんいち氏。

popcom2.jpg

この通り、目次にでっかく「休刊のお知らせ」とあります。
休刊ですから必ずしも最終とは限らないんですが、休止したCOMPLEXが活動再開するとは思えないのと同じくらい、休刊した雑誌が復活するなんてことはまずない。
たまに、「Oh!X」のように3年を経て不定期に大復活するということもあるんですが、「Oh!MZ」が復活するという話は聞かないので、まあ難しいでしょう。

popcom1.jpg

その「Oh!X」が対象としていたXシリーズの最終形となるX68030の広告が、ちょうど表紙ウラ(H2面)の広告に載ってました。

popcom4.jpg

最終号ということで、いろいろまとめた特集記事になってました。
シブサワ・コウさんというのは「信長の野望」「三国志」などなど、光栄のゲームの作者というか、プロデューサーです。
私自身は「蒼き狼と白き牝鹿」で、光栄が「あのシブサワコウがついに送り出す!!」みたいな感じで広告を打っていて、誰それ?と思ったのが初シブサワです。
で、その正体は当時の光栄会長の襟川陽一氏であり、特に公表することもないがみんな知っているという不思議な状態でした。

popcom5.jpg

この頃はまだ「マルチメディア」が花盛りで、高城剛さんあたりを各誌でよく見かけました。
「ハイパーメディアクリエーター」という肩書きをおちょくられることの多い方ですが、当時はマルチメディア自体がよくわからんうさんくさいものであり、その何だかわかんない代物をお年寄りに説明するのにうってつけだった、まさに体現者というべき重要な人物だと思います。

CD-ROMマガジンが出始めたのもこの頃です。
こういう形式は今や当たり前というか、むしろ廃れてきましたですね。

popcom6.jpg

シミュレーションゲーム「銀河英雄伝説」。
言わずと知れた田中芳樹氏の大ヒット小説(累計1500万部)のゲーム化です。
ヨーロッパにおける権謀術数の物語を宇宙に持って行くというもので、「うまいことやりやがったな、でも面白いから読んじゃうじゃねーかこのやろう」と思いつつ、当時中学生だった私は全巻読んでました。
ゲームとなったこちらは、重厚なオープニングBGMが良かったなという記憶しかありません。すいません。


popcom3.jpg

当時最先端の製品たち。
・シンセサイザーが付いたヘッドホンカセット!
・ついに10万円を切ったパーソナルファクシミリ!
・ついにカラー液晶を搭載したワープロ専用機!
・パノラマが撮れる使い捨てカメラ(レンズ付きフィルム)!
・MIDI音源内蔵の電子キーボード!
こういうものが、好き者たちの胸を熱くさせていたわけです。

popcom_h4.jpg

裏表紙。EPSONの広告です。
キャッチコピーが「Windows君おすすめ、一太郎君おすすめ」というわけで、当時はWindowsというOSと一太郎というワープロソフトが、ビジネスPCという分野でがっぷり四つを組んでいるという時代だったのですね。
Microsoft Wordはまだちまちまやってたということでしょう。

ちなみにスペックは、
・高速CPU!(i486SX/25/33MHz)
・快適利用のメモリ!(最大63.6MB)
・高精細なフルカラーを高速表示!(1024×768)
・高性能の新基準!(Windows3.1プリインストール)
こんな「フルスペックの未来マシン」が33万8000円!!!

そういう時代でした。

ちなみにポプコムといえば、私は三遊亭円丈師匠がRPGをぶったぎる上に、ゲーム関係各位に毒を吐きまくる連載「円丈のドラゴンスレイヤー」が大好きだったのですが、最終号には載ってませんでした。
このあたりどういうことなのか、ちょっと記憶がありません。
タグ:diary
posted by tk219 at 16:15 | Comment(2) | TrackBack(0) | なつかしの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月06日

iMac登場の頃

本棚から、なつかしい雑誌が出てきました。
Appleが初めてiMacを発表した直後の、「マックピープル(MacPeople)」臨時増刊です。
1998年9月1日号。

imac_h1.jpg

この当時、Appleはスピンドラー時代にめちゃくちゃになった生産ライン、開発ラインをギル・アメリオがなんとか立て直そうと四苦八苦して、そこへジョブズが戻ってはきたものの「Think Different.」という広告キャンペーンでなんとなく頑張ろうとしてるのかな、という時期でした。
それでAppleを乗っ取り返したジョブズが、華々しくiMacを発表するわけです。

こんなの時間的に見て、アメリオがスタートさせたプロジェクトじゃないの?と思うんですが、ぜーんぶ自分の手柄にしてしまうあたり、ジョブズというのは恐ろしいおっさんです。

imac_1.jpg

マック関連の雑誌全てに言えることですが、伝統芸能のようにあらゆる手管を用いてAppleおよびMacを誉めまくります。
これが非常に楽しい。
iMacの饅頭マウスなんて、誌面では誉めまくりです。
ところがこんなに使いにくい代物はない。実際使ってた私が言うんだから間違いない。手首がつりそうになるマウスなんて、これくらいのものですよ。

ですからマック関連誌で「しばらく使えば馴染む」とか「大きな問題ではないだろう」などという文章がさりげなく書いてあったなら、それはライターか編集のひとかけらの良心というやつで、実際は「使いにくいんじゃ!!」という意味です。

imac_2.jpg

いろんな人にiMacの印象を聞いてます。
みんなスゲースゲー欲しー欲しーって言ってるんですが、川崎和男大先生だけが「いらない、欲しくない、粗大ゴミ、バカ」と切って捨ててます。
編集部はどういうつもりで川崎先生に聞いたのでしょうか。
実は編集部にも含むところはあったのか、それとも誉めてくれるもんだとばかり思ってたのか。
いろいろ想像させられて面白いです。

で、川崎先生が根本的に何に怒ったかというと、iMacの筐体に使われているポリカーボネイト素材に怒ったわけです。
当時、ポリカーボネイトというのは原材料のビスフェノールAが内分泌攪乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)じゃないかということで、注目を集めていました。
そんなものを、見た目キレーだっつって大量に使うなんて、てめえにはデザイナーとしての良心がないのかと。アホかと。

しかしその後、Appleはポリカーボネイトを使いまくります。

mac1.jpg

iMacが色を増やしてリニューアル。最後のブルーダルメシアン/フラワーパワーはさすがに迷走感たっぷりでしたが、それまでiMacは売れに売れてしまいました。

mac4.jpg

PowerMacG3とPowerMac G4Cube。
G3の方は当時毎日仕事で触れていましたが、まさに「ただのポリタンク」でした。
これをおちょくって、本物のポリタンクでPCを自作してた人とかいた記憶があります。
Cubeの方はいい感じでしたが、ひび割れとか「勝手に起動」とかで消えてしまいました。

mac2.jpg

G4になると、だいぶポリタンク感が消えてます。シネマディスプレイは衝撃的でした。

mac5.jpg

大福型iMacと、教育機関向けだったeMac。
ちょうどこの時期、デザインに使う書体がGaramondからMyriadに変わってます。

mac6.jpg

やっとポリカーボネイトから離れ、ステンレス素材に走り始めます(現在のAppleはアルミ大好き状態)。
タグ:diary
posted by tk219 at 09:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | なつかしの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月25日

ゲーセンからゲームが消えてゆく

ごくたまに外出中、ほんの20〜30分の時間が持ち重なりしてしまうことがある。
そうした時はふとゲーセンに立ち寄りたくなるのが人情というものだ。

俺の祖母は福岡で駄菓子屋ゲーセンをやっていた。
俺は幼稚園〜小学校低学年にかけて、ばあちゃんの家に行けばゲームをやりまくっていた。
当時既に古くなった「ギャプラス」や「ディグダグ」「ラリーX」などを置いてあるような駄菓子屋ゲーセンだったのだが、中でも古すぎる「スペースインベーダー」だけは、孫の特権としていくらでも遊んでいいことになっていた。

091125_gaplus.jpg 091125_rallyX.jpg 091125_digdug.jpg 091125_spaceinvader.jpg

契約のこととかよくわからんが、それだけがメーカーに上前をはねられない基盤であった。

そして小学校高学年にかけて、繁華街に行くといえば、煙草をくわえた不良学生がたむろするゲーセンにおそるおそる入ったものだった。
薄暗い店内にはずらりとテーブル型のゲーム機だけが並んでいた。
最近はアップライト型が主流だが、そんなものはまだなかった。
店の奥の自動販売機の明かりに照らされて、変形制服を着て煙草をくわえたにいちゃんたちが、マンガを読みながらこちらを睨みつけていた。

当時のマイフェイバリットゲームは「グラディウス」「青春スキャンダル」「源平討魔伝」「バブルボブル」などであった。

091125_gradius.jpg 091125_seishun.jpg 091125_genpei.jpg 091125_bubble.jpg

開店と同時に店に入り、コナミのバブルシステム起動音を聞くのも好きだった。
このくらい書けば、判る人にはどんな時代だったか判ってもらえるだろう。
中でもバブルボブルは一人プレイでステージ100に達してすーぱーどらんくを倒したにもかかわらず、ザッピングされて涙を飲んだくらいにはまったものだった(2人同時プレイじゃないとオールクリアできなかった。腹が立ったので次のプレイではもう100円投入してひとりで2人プレイを敢行し、ようやくエンディングを見た)。

中学に入るとゲーセンはその妖しさを増した。
体感ゲーム、大型ゲームが普及しはじめたのである。
「アウトラン」や「スーパーハングオン」のような爽やかな大型ゲームもいいが、「ミッドナイトランディング」「TX−1」「サンダーブレード」のような、怪しいゲームが好きだった。

091125_outrun.jpg 091125_superhangon.jpg

091125_midnightlanding.jpg 091125_tx1.jpg 091125_thunderblade.jpg

テーブルなら「ラスタンサーガ」「怒号層圏」「エイリアンシンドローム」とか。「沙羅曼蛇」よりも「ライフフォース」みたいな。

091125_rastansaga.jpg 091125_ikari2.jpg 091125_aliensyndrome.jpg

091125_salamander.jpg 091125_lifeforce.jpg

奥の麻雀コーナーではスーパーリアル麻雀PIIが、大人たちから無情に100円をむしりとっていた。
どのくらい無情かというと、2巡目で国士無双をぶちかましてくるという冷酷さであった。

091125_srmP2.jpg

当時は店の管理もゆるく、店員が基盤のディップスイッチをいじってコイン増加させて遊んだりしていた。
いいなーなんて思って見てたら、「ロストワールド」をコイン20状態で遊ばせてもらい、コンティニューしまくれるものだから、いきなりエンディングまで行ってしまったこともあった。
もしこれが「大魔界村」だったら、コイン20くらいじゃどうにもならなかっただろうが。

091125_lostworlds.jpg 091125_daimakaimura.jpg

「ギャラクシーフォース」をすぎて「R−360」になったあたりが、俺にとって最後のピークだった。
ゲームは急速に俺の手から離れていってしまったのだ。
当時ゲーセンに何が起こったか。

091125_galaxyforce.jpg 091125_r360.jpg

それは「ストリートファイターU」の出現だった。
それまで「1ゲーム1筐体」だったはずのゲーセンが、ストUだけは何台も置いてあるようになった。

091125_sf2.jpg

俺は格闘ゲームの波に乗れなかった。
それなのにストUと来たら、ダッシュだのスーパーだのエクストラだのと次から次へと新バージョンになって襲ってきた。
「テトリス」の出現はほんの少し、格闘ゲームを押し返す力があった。だからといって「テトリス」が何台も置かれるなんてことはなかった。

091125_tetris.jpg

みんなが必死で昇竜拳を打っているのに、俺ははしっこでうち捨てられたようになっていた「空牙」や「ニュージーランドストーリー」を遊んでいた。
「ワルキューレの伝説」をすぎたあたりから、ナムコが明らかに迷走し始めていた。
もうキャラクターアクションの時代ではないかのようだった。

091125_kuuga.jpg 091125_nzstory.jpg 091125_valkyrie.jpg

俺は「バーチャファイター」も「サムライスピリッツ」も「キングオブファイターズ」も嫌いだった。
もちろん、俺からゲームを奪っていったストUは大嫌いだった。

091125_vf.jpg 091125_samurai.jpg 091125_kof.jpg

次第に、ゲーセンに行っても一番奥にしか興味がなくなった。
そこがどのゲーセンでも稼働率の悪い、流行から取り残されたシューティングやパズルゲームの定位置だったからだ。

先日、ものすごく久しぶりにゲーセンに入ったら、ほとんど全てがストWと鉄拳6とバーチャ5だった。

091125_sf4.jpg 091125_tekken6.jpg 091125_vf5.jpg

一番奥に行くと、オトメディウスがあった。
吉崎観音のデザインがやたらかわいくて、俺は悲しくなった。

091125_otomedius.jpg

俺は100円入れて、オトメディウスを遊んだ。
イージー設定だからだろう、初めてなのにやたら進んだ。

ところがステージ4で突然画面が消えて、ネットワークのエラーがどうこうと表示され、Windowsのデスクトップが表示された。
なんじゃこりゃと思って店員に聞くと、「すいません。調子悪いんですよ、これ」と言った。
コナミのシステムはWinベースだったのか。

店員は申し訳なさそうに、ゲームをやり直してもらうか、100円を返却するか選んでほしいと言った。

俺はもういいと言って、ゲーセンを出た。

もう一度やり直す気にはなれなかったし、他に遊べるゲームもなかった。
俺はこれから、ちょっと時間のある時、どうやって時間をつぶせばいいんだろうと思った。
タグ:diary
posted by tk219 at 17:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | なつかしの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月05日

OhX!1992年6月号

本棚整理その2。なつかしの「Oh!X」です。


091101_ohX_01.jpg

表紙。昔のパソコン誌はこんな感じでした。


当時、コンプティークが毎号アイドルを表紙にしていて、「軟弱な!」と思っていました。

買ってたけど。

ポプコムがイラストで、ベーマガが画面+ダンプリストみたいな。どれも買ってました。


091101_ohX_04.jpg

特集は「創刊10周年記念PRO-68K」。


附録に、でっかい5インチフロッピーディスクがついてました。

そして全X68000ユーザーをうならせたと言っても過言ではない、伝説のゲーム「SION II」が収録されておったわけです。

編集部の人たちが作ったゲームが、その辺の市販ゲームより遙かに面白いというすごさ。


またSION IIは音楽が強烈に良かった。こちらから聞けます(作曲者・西川善司氏のブログ)。



または、こちら。





誌面に戻って。


091101_ohX_02.jpg

PCM8.X。


当時X68000の音源ハードは、FM音源8声+PCM音源1声で、このPCM音源というのはサンプリング音源というやつです。

で、PCM8.Xは、この1声しかないPCMを8声まで同時多重再生させてしまうというとんでもない代物で、ハードウェアの制約をソフトウェアが超越してしまうという代表例のような伝説的プログラムと言えましょう。

後には音程と音量も指定できるPCM8A.Xが登場します。

財政的にあまりソフトを買えなかった私は、毎日音源ドライバーをいじって遊んでいました。

そのうちNAGDRVにはまって、Z-MUSICに移ってという感じです。


ちなみに私は、今でもFM音源の音が好きです。

広がらない、湿った音なんですけどね。そのソフトな感じがたまらない。

今でも一般的なシンセ音は渇いていて嫌いです。


091101_ohX_03.jpg

オールドタイムス。


中央右よりに、「満開1号予約開始」とあります(実際に製作開始されるのは2号だが)。

満開製作所か……。

またこの号には、故・祝一平氏などの記念コラムも掲載されていました。

この人の文章は面白かったんですよ。祝氏は満開製作所の創立者でもありました。


満開が発行していたディスクマガジン「電脳倶楽部」というのがあって、私は当時ソフトベンダーTAKERUで購入していました。

こちらが画像つきで解説してくれてます)


この頃はパソコン通信なんて趣味人の大人が「今月通信費が30万円いっちゃったよー、はっはっは」なんて言ってた時代で、高校生の私に手を出せる領域ではありませんでした。

そんな私にとっては、TAKERUというのは実にありがたい存在でした。


そう言えば電脳倶楽部といえば、「満開の電子ちゃん」です。

調べてみたら、こちらにアーカイブがありました。



祝氏は1999年に亡くなったんだな、と思っていたら、よく考えるとPCM8.X作者の江藤氏も26才の若さで亡くなってるんですね。
タグ:diary
posted by tk219 at 03:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | なつかしの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月02日

蓬莱学園の復活!!

本棚を整理していたら、こんなのが出てきました。
RPGマガジン1991年6月号。ちょっとレアものかなと思いました。

091101_rpgmagazine.jpg

091101_hourai.jpg
--------------------------------------
「蓬莱学園の復活!!」
竹内誠 監修:柳川房彦 イラストレーション:富士宏

(前略)
蓬莱学園では、4月上旬から5月上旬にかけて体育祭の真っ最中である。競技の一部を紹介するなら、いっさいの照明を使用せず真暗闇の中で行われる深夜騎馬戦、実弾と実銃を使用する海上模擬戦、腕に自信のある者たちが競う真剣試合など、ほとんどが死傷者の続出する過激な青春の暴走行為である。
今回の事前プレイは、その中でも比較的おとなしい競技のひとつ、「学園環状線つな引き」開催の一週間前から始まる。
このつな引き、全長25kmというロープを一度に12クラスが引っ張り合うというものだ。前年はロープが切断されてしまったため、勝敗が決まらなかった。しかし今年は、式典実行委員会によってロープがケプラー製に強化されて、切断のおそれはほとんどなくなった。
この競技では、自分のエリアにもっとも長くロープをたぐりよせたクラスが勝利する。しかしながら、ただロープを引っ張るだけが勝利の方法ではない。敵チームに対して攻撃をすることが許されているのだ。攻撃の方法にほとんどルールはなく、素手による殴り込み、車での激突、時限爆弾、暴れ馬の乱入などさまざまである。むしろロープを引っ張るよりも、ライバルを攻撃することによって勝敗が決すると言っても過言ではない。……
--------------------------------------

イラストを描かれている富士宏氏は、ナムコの「ワルキューレ」シリーズでも有名です。

ついでに思い出したところでは、臨時講師採用試験だったか期末試験だったかで、
「1・1・9・9の4つの数字を使って、加減乗除で10にせよ」
ってのがありました。
ところが全く答えが思い出せない。腹が立ってきて元資料をひっくりかえしました。

すると他にもこんな問題が。
「1ケタの自然数3つを使って、つくれる最大の自然数はどのような数か。ただし四則演算(+ー×÷)はそれぞれ一度まで使ってよい」

答えは「9の9乗の9乗」。=3億8742万0489桁の数
四則演算を一度も使わないのがポイントです。

ちなみにグランドマスターの柳川房彦氏は、現在は小説家・新城カズマとして活躍されています。
とりあえずこのあたりが蓬莱テイストも感じられておすすめです。

『星の、バベル』(上下巻)
 
新城 カズマ ¥ 714
間違いなく新城カズマの最高傑作
衒学趣味の功罪


『サマー/タイム/トラベラー』(上下巻、第37回星雲賞日本長編部門受賞)
新城 カズマ, 鶴田 謙二 ¥ 693
ちょっともったいない。
不安感をあおる……
ああ、面白かった。
ノスタルジックな物語り
人を選ぶかも


ついでに、本棚からこんなものも発掘しました。

ネットゲーム91「那由他の果てに -Over The Nayuta-」
091101_nayuta.jpg
タグ:diary
posted by tk219 at 12:43 | Comment(2) | TrackBack(0) | なつかしの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月29日

蓬莱学園参考文献(ラスト)

いきなりでは何のことか判らないと思いますが、そんな方は、
その(1) その(2) その(3)へどうぞ。

小説版も入れるともっとありますが、とりあえずラストです。長かった。

■その他資料

「たんぽぽクレーター」(筒井百々子、小学館、全2巻)
 
筒井 百々子 ¥ 504
暖かいけれども生ぬるくはありません
単行本見返しに付いているコメントを転記します…

「火星に捧げるデュエット」(筒井百々子、小学館)
 

「聖アリス帝国」(美内すずえ、白泉社)
 
美内 すずえ ¥ 590
最近退屈している人にオススメ

「炎のロマンス」(上原きみこ、小学館、全7巻)
上原 きみ子 ¥ 683
小学生の頃、夢中でした。
読み出したら止まらない

「静粛に、天才ただ今勉強中!」(倉田江美、潮出版、全11巻)
 
倉多 江美 ¥ 530
フランス革命後から、ナポレオンまでの時代がよくわかる

「われはロボット」(I・アシモフ、東京創元社)
アイザック・アシモフ, 小尾 芙佐 ¥ 760
ロボット工学三原則
ただの『SF』ではなくて
W・スミスはアシモフの墓の前で切腹しろ!
W・スミスはアシモフの墓の前で切腹しろ!
映画公開にあわせてお化粧直し

「原発ジプシー」(堀江邦夫、講談社文庫)
 
堀江 邦夫 ¥ 571
絶版になっている事実自体が物語ってくるノンフィクション

「猛獣はなぜ数が少ないか」(P・コリンヴォー、早川書房)
 

「世界飢餓の構造」(F・M・ラッペ&J・コリンズ、三一書房)
 

「文化の謎を解く」(M・ハリス、東京創元社)
 

「消えるヒッチハイカー」(J・H・ブルンヴァン、新宿書房)
 
ジャン・ハロルド ブルンヴァン, 大月 隆寛, 重信 幸彦, 菅谷 裕子 ¥ 3,150
電子レンジに猫は入れられていない!!
アメリカ版都市伝説。読みやすい上質のショート・ショート

「風の谷のナウシカ」(宮崎駿、徳間書店)
宮崎 駿 ¥ 410
映画とは別物として読む
初めて知った!!
そのままアニメに出来たらすごいのだが
やはり宮崎は動画演出の人
普通の漫画ではないのでご注意
:レビューに「宮崎は動画演出の人」とあります。確かに3巻だったかでクシャナが第3軍に帰還し、土鬼軍の攻城砲群を出し抜くために自軍の城壁を爆破して突破するシーンは、思い出すと「絵が動いてる」んですよ。同氏の戦争モノといえば、『泥まみれの虎』もすばらしい作品です。


「旅する人びとの国」(山口泉、筑摩書房、上下巻)
 
タグ:diary
posted by tk219 at 01:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | なつかしの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月28日

蓬莱学園参考文献(3)

いきなりでは何のことか判らないと思いますが、そんな方は、

その(1) その(2) へどうぞ。



「江戸幻想文学誌」(高田衛、平凡社)

 
高田 衛 ¥ 2,100


「八犬伝綺想」(小谷野敦、福武書店)

 
小谷野 敦 ¥ 1,155
難解!しかし熟読、味読の価値有り!


「高杉晋作と奇兵隊」(田中彰、岩波新書)

田中 彰 ¥ 735


「戒厳令の夜」(五木寛之、講談社、上下巻)

 
五木 寛之 ¥ 580
スケールが大きい小説
「漂泊」を巡る物語。「非・国民」とは…
五木氏全盛期の伝奇ロマン


「季刊・幻想文学(5)伝奇ロマン」(以下、幻想文学出版局)

「季刊・幻想文学(8)ロストワールド文学館」

「季刊・幻想文学(15)大江戸ファンタスティック」

「季刊・幻想文学(18)魔界とユートピア」

:この4冊はAmazonになし。古本屋めぐりをしていると、ろくに本を並べずに平積みして押し込んでるようなタイプの店で見かけることが多いです。


「風雲児たち」(みなもと太郎、潮出版)

みなもと 太郎 ¥ 680
点と点がつながって線になる。
なつかしいです。
明治維新の勝者は、関ヶ原の敗者の末裔だった
一生大事にしていきたい漫画
大河長編スタート

「剣豪名勝負一〇〇話」(稲垣史生、立風書房)

 

「日本剣豪伝」(直木三十五、立風書房)

 

「国家と革命」(レーニン、国民文庫)

 
ヴラジーミル・イリイッチ レーニン, Vladimir Il’ich Lenin, 角田 安正 ¥ 1,050
レーニンの国家論
今こそ読み返す
ごめんなさい
革命とはなぜ必要なのかがよくわかる。

「共産党宣言」(マルクス、岩波文庫)

マルクス, エンゲルス, Karl Marx, Friedrich Engels, 大内 兵衛, 向坂 逸郎 ¥ 483
世の中悪くするのはやめようよ
スケールとしての共産主義
共産主義は生きている
ベストセラーの価値
読み時なのでは?

「わが祖国への自伝」(エンクルマ、筑摩書房)

 

「北朝鮮軍──世界最大の特殊部隊」(原書房)

 

「唐代名詩選」(岩波文庫)

:Amazonになし。僕も持ってません。


■理系資料

「奇妙な論理」(M・ガードナー、社会思想社)

マーティン ガードナー, Martin Gardner, 市場 泰男 ¥ 756
現代の懐疑主義の始まりを告げる記念碑的著作
まさに古典
説明と証明を混同するなかれ
とらわれているということ。
ただ批判するだけではない本。
:TとUがあります。両方面白いです。大学に入ると、どこでも変なマルチ商法や宗教の誘いがあるものですが、高校生のみなさん、事前にこれを読んでおけば大丈夫です。


「蜃気楼文明」(H・トリブッチ、工作舎)

ヘルムート トリブッチ, Helmut Tributsch, 渡辺 正 ¥ 3,045
作者のお話を聞いてやってください。
:最初「えーっ!?」と思って、だんだん「……(無表情)」になる本。ナスカの地上絵は蜃気楼として大空にあの絵を浮かべるために創られた、という発想はすごく面白いんですが。


「地球・四六億年の孤独」(松井孝典、徳間書店)

松井 孝典 ¥ 620
何度読み返してもおもしろい

「宇宙をつくる四つの力」(P・C・W・デイヴィス、地人書館)

 

「ホーキング、宇宙を語る」(S・ホーキング、早川書房)

スティーヴン・W. ホーキング, Stephen W. Hawking, 林 一 ¥ 630
わかりやすく興味深い宇宙理論の紹介
ホーキングの2球の剛速球
僕の仕事を決めた本
アイザック、さようなら。
古典的な名著

「粉の文化史」(三輪茂雄、新潮社)

 

「栽培植物と農耕の起源」(中尾佐助、岩波新書)

中尾 佐助 ¥ 777
育種に歴史に興味のある方にお勧め。
"生”のための農業
文明の基盤がいかに作られたかを明らかにする名著
:上の「地球46億年の孤独」や「ホーキング宇宙を語る」も面白かったんですが、一番興奮したのはこの本だったように記憶しています。農作物がいかにして伝播し、膨大な時間をかけて人から人へその技が伝えられてきたか。これを読むと民族とか国家とかをすっとばして、遠い過去から現在、そして未来へいたる「人類」の壮大なつながりに触れられるような気がします。


「リングワールド」(L・ニーヴン、早川書房)

ラリイ・ニーヴン, 小隅 黎 ¥ 987
ダブルクラウンの名作
謎を何も解決せずに脱出するだけの話
人工世界ものの極めつけ
ニーヴンの代表作、堂々のスタート
究極の巨大構築物の探索行、面白い!

「宇宙のランデヴー」(A・C・クラーク、早川書房)

アーサー・C・クラーク, 南山 宏 ¥ 756
シリーズものの第一巻なワケですが
クラークさんありがとう
ビッグサイエンス
非生物的生物?
最高の読後感

「数の事典」(D・ウェルズ)

 

「降着円盤への招待」(福江純、講談社ブルーバックス)

 
福江 純 ¥ 612

「鼻行類」(H・シュテンプケ、思索社)

ハラルト シュテュンプケ, Harard Stumpke, 日高 敏隆, 羽田 節子 ¥ 840
新しいほ乳類は驚きの連続
鼻行類達が活動する姿を想像するだけで楽しくなってしまう
本当?嘘?疑心暗鬼になってしまう。しかし楽しい!
面白いよ
よくできた科学パロディー
:僕が持ってるのは思索社版のやつで、図鑑のような綺麗な装丁です。まさに読んでよし、眺めてよし、飾ってよしという。


「シュテンプケ氏の鼻行類」(C・D・S・ゲーステ、思索社)

 
今泉 みね子, カール・D.S.ゲーステ, Karl D. S. Geeste ¥ 1,937
奇書誕生の秘密
「鼻行類」の顛末

「ゲーデル・エッシャー・バッハ」(D・R・ホフスタッター、白揚社)

はやし はじめ, 柳瀬 尚紀, ダグラス・R・ホフスタッター, 野崎 昭弘 ¥ 5,775
北野武さんに影響した本(だと思います)+英文法研究書としても読めるのです
難解で、長い!
人生に一冊の本になるかも
これにはまいった

「メタマジック・ゲーム」(D・R・ホフスタッター、白揚社)

ダグラス・R. ホフスタッター, Douglas R. Hofstadter, 竹内 郁雄, 片桐 恭弘, 斉藤 康己 ¥ 6,510
GEBより読みやすく知的興奮を味わえる
読みのがすのがもったいないエッセイ集
やっぱりLISPか
:上のGEBは難解すぎて途中で投げましたが、こちらは何とか。ただべらぼうに重い本です(重量が)。値段を知らずに取り寄せて、高校生の私はしばらく呆然としました。


タグ:diary
posted by tk219 at 17:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | なつかしの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月27日

蓬莱学園参考文献(2)



■文系資料


「人類の知的遺産(6)墨子」(講談社)

 
講談社 ¥ 386


「史的システムとしての資本主義」(I・ウォーラースティン、岩波書店)

I.ウォーラーステイン, 川北 稔 ¥ 2,940
読みやすい。
南北問題の起源がわかる本
「世界システム論」の概説書
資本主義の目のウロコ
資本制という「マトリックス」からの覚醒
:「すべての大学生&社会人に推薦する」とのことです。私もそう思います。



「幽霊塔」(黒岩涙香訳、旺文社)

黒岩 涙香 ¥ 1,365
「カリオストロの城」の元ネタの一つ


「江戸川乱歩全集(10)幽霊塔」(講談社)

江戸川 乱歩 ¥ 945
不朽の名作
時代のギャップ
:黒岩涙香の幽霊塔はもともとウィリアムソンの『灰色の女』の翻案小説で、それをさらに翻案したのが江戸川乱歩の同名小説、そしてさらにそれを翻案したのが宮崎駿の『ルパン三世・カリオストロの城』ということになっておって、さらにそれを翻案したのが蓬莱学園に出てくる「幽霊塔」というわけです。



「人外魔境」(小栗虫太郎、桃源社)

 
小栗 虫太郎 ¥ 816
真のカタストロフィを見た
いかがわしい


「類人猿ターザン」(E・R・バロウズ、早川書房)

 
キープ ¥ 500


「地底世界ペルシダー」(E・R・バロウズ、東京創元社)

 
バロウズ ¥ 315


「鎮魂曲」「地球の緑の丘」(共にR・A・ハインライン、早川書房)

 
ロバート・A ハインライン, 矢野 徹 ¥ 1,050
原点
ハインラインの持ち味:自己を貫く事
:2編とも、この「地球の緑の丘」に収録されています(私が買った時はそうだった)。泣けます。



「楽園の泉」(A・C・クラーク、早川書房)

アーサー・C. クラーク, Arthur C. Clarke, 山高 昭 ¥ 903
宇宙まで届くエレベータ
楽園の泉 − この美しき物語
最後の作品だったはずですが
とりとめがなくて


「沖縄の歴史と文化」(外間守善、中公新書)

外間 守善 ¥ 735
文献による確実な歴史
ちぐはぐな印象が…


「中世イタリアの大学生活」(G・ザッカーニ、平凡社)



「大統領失明す」(W・サファイア、文春文庫、上下巻)

 
:アメリカ大統領が失明した場合、それは「政務不能」と言えるのかという小説です。


「東南アジアを知る事典」(平凡社)

石井 米雄 ¥ 5,250


「狂気の山脈より」(H・P・ラブクラフト、創土社)

H・P・ラヴクラフト, 大滝 啓裕 ¥ 672
最高傑作
クトゥルー神話体系


「ゴードン・ピムの物語」(E・A・ポオ、東京創元社)

エドガー・アラン・ポオ, 大西 尹明 ¥ 777
ポオの長編冒険小説


「氷のスフィンクス」(J・ヴェルヌ、パシフィカ)

ジュール ヴェルヌ, Jules Verne, 古田 幸男 ¥ 900
パターンぽいな・・・。
「氷のスフィンクス」の正体は?
:読むとわかるんですが、元々ポオの「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」(上記ポオ全集2に収録)という小説があって、これはゴードン・ピムが南極への冒険に向かうお話しなんですね。ところがいよいよ南極に近づいたところで話が中断してしまった。その続きを書いたのが、ラブクラフト「狂気の山脈より(狂気の山脈にて)」であり、ヴェルヌの「氷のスフィンクス」であるというわけです。


「世界の文学(20)J・ヴェルヌ 地底旅行」(中央公論社)

ジュール・ヴェルヌ, 朝比奈 弘治 ¥ 840
文字通り血沸き肉踊る冒険物語
謎解きが放棄されていて高い評価は与えられない
フィクションとは思えない大スペクタクル
過去の議論
100年前の作品とは思えない!
:これは面白くて数回読んだ覚えがあります。途中真っ暗闇の地底でひとりだけはぐれるシーンは、思い出してもゾッとしますね。


「国家に抗する社会」(P・クラストル、白馬書房)

 


「伝奇集」(J・L・ボルヘス、集英社)

J.L. ボルヘス, 鼓 直 ¥ 630
膨大な書物の館の、短い物語。
比類なき一壺天の数々
未来を予言した本
無限の迷宮
翻訳が……
:短編集なので読みやすいです。「バビロンのくじ」「記憶の人フネス」「隠れた奇跡」あたりは今でもたまに読み返します。




「世界の憲法・日本の憲法」(中嶋一磨、オーエス出版)

「なつかしの神田〜圭文堂主人問わず語り〜」(知里寛一、圭文堂)

この2冊はアマゾンになし。


タグ:diary
posted by tk219 at 16:17 | Comment(2) | TrackBack(0) | なつかしの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

苦節15年「火星に捧げるデュエット」

この15年、ずっと古本屋を見つけるたびに飛び込んで捜していた本がありました。

筒井百々子の「火星に捧げるデュエット」というSF漫画なんですが、もちろん絶版状態なので新刊などなく、しょうがないので古本といっても捜しても捜してもどこにも売っておらず、「ないなあ〜」なんて思ってました。

ところが、ふとAmazon.co.jpで検索したら、マーケットプレイスで普通に売ってるわけですよ。

何て便利な世の中だったんだ!と驚きました。もちろん購入したんですが。


☆何を15年も捜していたのか?


それは1992年の年末にさかのぼります。

高校生の私は、あてもなく紀伊國屋梅田店の店内をうろうろしていました。

そこである一冊の本を買ってしまったのです。それは「蓬莱学園の復刻」。


全く、何の予備知識もない状態で購入しました。普通ではちょっと考えられないことです。

名前も知らない、何の本かも判らない、まして安い本でもない(3500円)。

今思い出しても、自分がなぜあの時この本が売られていた当時TRPGと呼ばれたコーナー(そんなものに興味はない)に行き、そしてこの本を手に取り、そしてレジに持っていたのか。全くもって判らないのです。


まず蓬莱学園とは何か。

遊演体という会社が1990年に行ったメールゲームの名称です。

そして1年間毎月発行された「蓬莱タイムズ」を12回収録したものが、この「復刻」。

「蓬莱学園」については、こことかここを見てください。


南海の孤島に存在する、学生数10万人の巨大学園。中二病患者の誰もが一度は夢想する世界です。

で、見事にはまった私は、周辺の文献を買いまくりました。解説本、小説、漫画。

また「復刻」には、その世界設定に使用された参考文献一覧が載せられていました。ファンタジー、東洋古典文学、SF、政治学、民俗学、少女漫画、言語学、歴史学、生物学、オーパーツ。

分野のひろがりはめちゃくちゃで、当時高校生だった私は次から次にあらわれる「未知の知識」に興奮しました。

「蓬莱学園」は私にとって、いわば「ものすごく無駄で、とてつもなく面白いことをやたらめったら教えてくれる怪しいお兄さん」であったのです。

その参考文献の中の一冊、これまで集めようにも集められず、失われたままになっていた一角が、件の「火星に捧げるデュエット」なのでした。

まあ何というか、入手できて良かった。


もしかしたら同好の士がいるのかもしれない、と思い、参考文献一覧のリンクを作りました。

……が、途中で眠くなってきたのでエントリーを分けます。


<蓬莱学園参考文献 その1>

■基礎資料


「水滸伝」(平凡社ほか)

駒田 信二 ¥ 2,548
権力に立ち向かう人々

「封神演義」(講談社ほか)

安能 務 ¥ 790
面白すぎる
否ヘタレで、強くて、かっこいい申公豹が楽しめる!!!
中国の三大怪奇小説の一つ
全三冊読みました。
物語の奥に潜む思想が、深い

「南総里見八犬伝」(曲亭馬琴、岩波書店ほか)

曲亭 馬琴, 石川 博 ¥ 820
正義は勝つ

「指輪物語」(J・R・R・トールキン、評論社ほか)

J.R.R. トールキン, 瀬田 貞二, 田中 明子 ¥ 7,560
大好きな作品の保存版!
追補編も含む文庫10巻セット

■神話伝説・民俗学資料

「八犬伝の世界」(高田衛、中公新書)

高田 衛 ¥ 1,575
江戸の読者のように、「八犬伝」を読む
八犬伝の新たなる発見

「椿説弓張月」(曲亭馬琴、日本古典文学大系ほか)

平岩 弓枝 ¥ 546
すんなり読めました。

「抱朴子・列仙伝・神仙伝・山海経」(平凡社)

葛 洪, 劉 向, 本田 濟 ¥ 2,854
怪異を知り、不老不死を得れば、さて後はなにをしようか。
仙人関係の中国古典

「酉陽雑俎」(段成式、平凡社、全5巻)


「捜神記」(干宝、平凡社)

干 宝, 竹田 晃 ¥ 1,680
好きなところを拾い読みできる短編集


「唐宋伝奇集」(岩波文庫、上下巻)

 


「崑崙山への昇仙」(曽布川寛、中公新書)

 


「もとやま礼子傑作集(8)もえよ!孔雀学園」(小学館)

「囲碁の民俗学」(大室幹雄、せりか書房)

「パラオの神話伝説」(土方久功、三一書房)

「日本民俗学と古代医術」(槙佐和子)


この4冊は発見できず。自分の足で見つけるしかなさそうです。


とりあえずこれで全体の4分の1くらい。

まだまだ続きます。


タグ:diary
posted by tk219 at 03:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | なつかしの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月23日

ウルティマ5の思い出

u5_title.jpg


Ultima V -Warriors of Destiny-(オリジン社)


■初めに

僕がこれまでの人生で最もハマったRPGです。僕はRPGで何が好きといって、町の人との会話が好きなんです。ゲーム内世界の人々の日常生活を想像できるような会話が、一番いい。

そういう意味では、ファイナルファンタジーよりドラゴンクエストが好きなのであって、ファイナルファンタジーなら9が一番いいです。


■ゲームの紹介

とにかく面倒くさいゲームです。何が面倒かと言うと、まずややこしい倫理観。

このゲームの肝は「何が正義で、何が悪なのか?」という点です。前作は主人公が聖者アバタールを目指し、徳を積むという内容でした。

今回は「では、徳とは何なのか」という領域に入ります。前作で徳を規定していた世界の王ロード・ブリティッシュは行方不明となり、地下世界に幽閉されています。

代わって王座についたのが、ロード・ブラックソーン。彼は徳の基準を歪めてしまいます。


u5_darkload.jpg

●悪魔と邪悪なピエロを従えたロード・ブラックソーンさん。


そして8つの徳がゆがめられた結果、


慈悲:困った人を助けなければならない。さもなくば、同じ苦しみをなめることになる。

正義:罪を犯したら、自白をして罰を受けなければならない。さもなくば、一生牢屋に入ることになる。

名誉:名誉が傷ついたら、命を絶て。

謙譲:己の優れたところに対して謙虚であれ。さもなくばそれに対する怒りに苦しめ。

献身:収入の半分を、恵まれない人に寄付しなければならない。さもなくば、収入を差し押える。

勇敢:挑戦されたら、死ぬまで戦わなければならない。さもなくば、臆病者として去れ。

誠実:嘘をついてはいけない。さもなければ、舌を抜く。

崇高:徳の教えを高めねばならない。さもなくば、異端者として死ね。


という無茶苦茶な世界になりました。

つまり体制側に気に入られて情報を得ようとしたりすると、こういうおかしな倫理に従わざるをえない場面が出てくるわけです。判断を間違えると衛兵にとっつかまって投獄されます。


u5_law.jpg


ゲームの目的としては、大目的として「地下世界で行方不明になったロード・ブリティッシュを救出する」というのがあり、それに至る小目的として、

・8つの徳を示すマントラをそれぞれの神殿で唱える。

・ロード・ブリティッシュの3アイテム(王冠、杖、アミュレット)を集める。

・ブラックソーンによって追放された評議会メンバー8人を探し出す。

・メンバーから聞き出した「力の言葉」を使い、8つの洞窟の封印を解く。

・地下世界に眠る「偽り」「臆病」「憎しみ」の破片を探し出す。

・ブラックソーンを操る3人のシャドーロードの本名を探し出す。

・「真実」「勇気」「愛」の神殿で、シャドーロードを封印する。

があります。


さて、面倒なことは他にもあります。


・会話するのに、いちいち話を引き出す単語を入力せねばならない。

最初は名前や仕事を聞くところから始まり、相手のしゃべった内容から重要単語を抜き出す。

「僕は冒険家だ!」とか言われたら、「冒険」とかしゃべると返事がくる。


u5_talk.jpg


ある町で誰それが言った単語も覚えておき、別の町でそれを聞かなくては重要な情報が出てこないなんてしょっちゅう。

必須アイテムの「魔法の絨毯」というのがあるんですが、その情報を得るには以下の手順を踏みます。


1,サーパンツ・ホールドのムッシュルーベ氏とフェンシングについて会話すると、魔法の絨毯の話になる。「私はそれをバンダイという魔術師に売ったんだ」

2,ポーズ村のバンダイ氏「わしは、有名なしゃべる馬、スミスを探しているのだ!」

3,ノース・ブリタニーのカート君と馬の話をする。「トレアンナが喜んで馬の話をしてくれるよ、特にバロリアン種の話はね!」

4,ロード・ブリティッシュ城のトレアンナ嬢にバロリアン種の話をすると、スミスの話になる。「森の奥深くにあるイオロの小屋の納屋に居るって聞いたわ!」

5,小屋に行って馬のスミスと、干し草のことなどを話す。

6,バンダイ氏と再び会話。「ついにやってくれたな!」

  →これで魔法の絨毯のありかを教えてもらえる。


僕は全会話のデータベースを作りながらプレイしてました。


そして移動以外のコマンドは、全て頭文字で入力します。

B(Board:乗船する)、G(Get:取る)、I(Ignite Torch:たいまつに点火する)、J(Jimmy:解錠)、K(Klimb:階段などの登降)、L(Look:見る)、N(New Order:パーティーの並べ替え)、T(Talk:会話する)といった感じです。慣れると一般的な項目選択方式より早くていいです。


u5_stonegate.jpg

●山脈の奥深くへ「Klimb」して行くと見つけられる砦。


・町の人々が、本当に生活している。

朝起きてダイニングやレストランで食事して、働きに出る(畑を耕す、店を出す、職場に入るなど)。お昼も帰宅したりレストランに寄ったりで食事して、午後の労働へ。夜も同様に食事してから、就寝。会話は基本的に食事中か労働中だけしかできません。それ以外で話しかけても「後にしてくれ」とか「Zzz...」と寝ていたりで会話になりません。


u5_restrant.jpg

●ブリティンにある店「旅人の居酒屋」。3名がお食事中です(椅子に座ってる)。他に店のマスター、シェフ、小間使いの少年がいます。


u5_sleep.jpg

●夜になると寝ます。


・船は攻撃されたりすると老朽化して沈む。

海の孤島にあるバッカニアーズ・デンで敵に囲まれて船が沈んだときは、途方に暮れました。

・食糧を買い置きしておかないと、体力が減って死ぬ。


u5_ship.jpg

●ステータスにある「F」がFood(食料の数)、Shipが船の耐久力。


・夜は真っ暗。たいまつで周辺が明るくなるが、決まった歩数で消える。


u5_torch.jpg

●灯台は、ぐるぐると光をまわして照らしてくれます。灯台のありがたみがよーく判ります。


・町や洞窟にある扉を開ける鍵も1つづつ購入(鍵を開ける魔法もあるけど)。

・魔法は材料を購入し、自分でブレンドして作る。

材料は人参、にんにく、真珠、灰、苔、ナイトシェード、マンドレイクの7種類。売ってる場所によって値段が違うので、「人参はあっちの店が安かったな……」などと、生活感漂う思考をしながら世界を放浪するわけですね。ブレンドを間違えたら当然魔法はできません。洞窟内で材料がなくなると死ねます。

その魔法自体も、スペルを覚えて入力しないと唱えられない。


u5_cast.jpg

●「魔法解錠」の呪文、In Ex Porを詠唱中。頭文字のIEPを入力する。


・レベルアップの基準が明示されない。

敵を倒すと経験値が入りますが、その値は見えません。で、宿屋ではなくその辺で野宿すると、たまに「ロード・ブリティッシュの亡霊」が現れてレベルアップさせてくれます。


u5_camp.jpg

●その辺の草原で野宿中。死んでいるわけではない。たまに敵に夜襲をかけられ、目覚めることなくボコボコにされます。


しかし貧しい人にお金を恵んであげたり、冤罪の人を助けたりという「善行」を積まず、町の人を攻撃したり、城の宝箱を盗んだりといった「悪行」をしてると、この亡霊が出なくなったり、逆にレベルダウンさせられます(町の人々も怯えたりして会話が成立しなくなります)。

この善行と悪行の基準も、はっきりとは明示されません。


最初はどうすれば亡霊が現れるのかすら判らず、レベルアップするために全滅してました(全滅すると現れる)。


u5_british.jpg

●ロード・ブリティッシュの亡霊。全滅すると甦らせてくれます。


・敵を倒すと、その場所から全員が脱出するまで戦闘が終わらない。

逃げる場合も全員が脱出しないと駄目。なので船上での戦闘などは、誰も脱出できないので逃げるの不可。洞窟内の岩場なんかで戦うと通路が狭いのでめちゃめちゃ面倒。


u5_battle.jpg

●橋の上で戦闘。全員を画面外へ出すと逃走成功。


u5_ship_battle.jpg

●船の上で戦闘。画面外に出られないので逃走不可。


・敵を倒すと宝箱が出る。ただしアイテムを1個ずつ取るので面倒。

ドラゴンなんて倒すと大量(武器だの道具だので20個くらい入ってるので、その場合20回Getを繰り返さないといけない)にアイテムを吐き出すので、5人パーティーなら4人を脱出させてから残り1人で宝箱を開けないと、コマンド入力だけでイライラが爆発します。

なので船上で宝箱が出たりすると、誰も画面外に出られないので最悪。


・地下世界の存在。

このゲームの舞台は、主に地上と地下に分かれます。地上はいいとして、地下に入るには世界に8つある洞窟の最深部まで行くか、滝つぼに落ちるか、たまに海上に出現する大渦に巻き込まれるか。


u5_fall.jpg

●滝壺。


この滝と大渦が厄介で、まだゲームを始めたばかりの頃に間違えて地下に落ちると、まず脱出は不可能です。

なぜなら普通は、地上から洞窟に入り、その地下8階まで下ってようやく地下に入るわけです。それをパスして来てしまった場合、脱出するには真っ暗闇の地下世界で何とかして洞窟につながる場所を発見し、そこから8階分上がらねばならない。

まあ、まず無理ですね。


u5_underlune.jpg

●地下世界。看板にはルーン文字で "HEREUPON BEGAN THE QUEST OF HIS MAJESTY LORD BRITISH TO EXPLORD AND CHART THE NEW UNDERWORLD ON 11/27/137" と書かれている。つまりロード・ブリティッシュたちが地下に入った際、記念に建てた看板。ルーン文字の翻訳は自分でしないといけません。


u5_under2.jpg

●地下世界の2。奥深くに探検隊の墓場が。死体が転がってます。ここまでの道は一方通行で、もう戻れません。それなのにこれ以上進めない。初めて来た時は、まさしく絶望感に襲われました。


どうです。嫌になってくるでしょう。画面の派手さもありません。


でも、これがいいんです!(インドを誉めるアブドゥル風に)

だが……それがいい!(甲冑こわしちゃった爺様を誉める前田慶次風に)


u5_question.jpg


答え、わかります?

(正解でも間違いでも戦闘になるんですが)
タグ:diary game
posted by tk219 at 14:04 | Comment(2) | TrackBack(0) | なつかしの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。