「あのスパムメールの絨毯爆撃はどうにかならんのか」と言うと、
「いやー、ひどいなーとは思うんすけどねー。でも現実にはそうやってスパムとかって意識してるのは全体の一部で、ユーザーの大半はスパムとはなんぞや?というレベルなわけですよ。意識してない。それで一定割合、きちんと商売になっちゃってるんす。ユーザーの多くが『迷惑だ』って感じ始めたら、そこで終了なんでしょうけど、実際はそうでもないんすよねー。びっくりなんすけど」
と言われました。
クーポンサイトも最近問題になってますけど、あれだけ話題になって叩かれて、むしろ売り上げ増加しているらしい。
つまりコンチクショウって怒ってるのは一部に過ぎず、大半は何も感じてないってこと。
クーポンサイトの場合、本来ああいうのが役に立つ商売は、
・アミューズメント施設(入場の敷居を低くして、アトラクションで金を取る)
・美容とか教室関係(継続する必要があるから。その入口として)
・場所貸し(最悪、維持費さえ回収できればいい。空いちゃう時間を埋めたい)
くらいかなと思うのですよ。
飲食店はちょっと違うと思う。平日昼間限定で、1〜2割下げれば十分。
正直言って半額以上下げてしまうと、むしろリピーターは逃げます。
「半額でも商売になるんじゃねえか、この野郎」ってね。
で、スパムメールに戻りますけど。
スパムメールが「金になる割合」は、1250万分の1。
Spam gets 1 response per 12,500,000 emails
http://www.techradar.com/news/computing/spammers-get-1-response-to-12-500-000-emails-483381
26日間に3億5000万通出して、28の売り上げ。
そんなんでいいのかと思うが、先日東京で社長が逮捕された「ユニバーサルフリークス」の場合、1日に500万通送って1年半に5億円儲けたっつうんだから、なかなかの成績でしょう。
また「送ってくるのやめてほしかったら、ここに返信しろ」みたいなこと書いてあるかもですが、あんまり信用できない。
下手に返信したら、「このアドレス、生きてます」ってわざわざ申告することになってしまう。
メーラーで「HTMLメールをテキスト受信にしておく」のも同じ理由。
画像なんかを読み込みだしたら、そこで生存確認完了になる。
ちなみにふと気になって、スパムフォルダに仕分けられたままのメールを眺めたら、
ほぼ全て、知人の働いてる会社からでした。
別にいいけど。
高嶋さんの「冒険の翼(仮)」は、刻一刻と完成に近づいておりますよ!!
現在、第二稿の最終章を修正中です……