2009年12月14日

昨日の『坂の上の雲』を観て

昨日も夜8時前には、テレビの前でそわそわしてました。
なんだか、加藤剛の体調があまりに悪そうで、彼が陸奥宗光やったほうが良かったんじゃないかと思いました。

で、昨日は川上操六と陸奥が詐術を弄して朝鮮に大兵を送り込み、明治天皇と伊藤をだまして日清戦争へと突入していく過程が語られていました。
あくまで私のイメージですが、日本の軍人はほんと、これのくり返しですね。
最高司令官の意に従わない。
しかも陸軍と海軍が同等なんていうごまかしをやってるものだから、日清日露と戦争に負けなかったことが災いして、海軍が「次はアメリカだ」とやってしまった。
(山県が生きてる間は良かったように思います)
大陸での戦争を解決するのに、ハワイを奇襲してどうするんだという話です。

ハルノートがどうこう言う人も多いですが、これは今の民主党の普天間基地問題と似たような話だと思いますよ。
つまり、「会話になってない」。

民主党が「政権交代したので、これまで話し合ってきた移転については仕切り直しましょう」とか、「県外ではどうか」とか言うのは構わないんです。
ではなぜ鳩山は「Trust me」なんてオバマに言ったのか。
そして県外移設を言うのなら、一体どこの県なら国内は解決するのか。

伊藤博文は平和主義者ではありますが、リアリティのある政治家でした。
やるなら躊躇なく勝たねばならんということが分かっている。
政治家にとって戦争は「やりたくない」ものであって、「しない」ものではありません。

戦争やるぞという思想が戦争を呼び起こすことは、もちろんあります。
しかし「絶対に戦争しません」という思想が戦争を起こすこともあるんです。
つまり「私は攻撃されても絶対に反撃しない!降伏します!」と叫ぶのは、早く攻撃してくださいと言ってるのと同じです。
これはこれで戦争を望んでいるんです。
(活動家がこれを叫ぶのは、それが政府や世論への圧力になる以上は大いに結構です)

アメリカ人を将軍にして、ドイツ人を下士官にして、日本人を兵士にして……みたいな話がありますね。もしかしたら日本人は、永続的に才能を引き上げるトップダウンのシステムを作れない民族なのかもしれない。ですんで、憲法9条の問題については、現在のもめてる状態がベストなのかと思ったりもします。
それはおいといて。
しかし政治家がリアリティのないことを叫ぶのは、卑劣というべきです。

鳩山が「信じてくれ」と言ったはしから、「沖縄県民のために」移転を見送るといってアメリカをあざむくのは、責任を沖縄県民に押しつけるのと同じです。
なぜなら、もしこれで日米関係に明らかな不利益が出た場合、感情として「沖縄県民のせい」になってしまうからです。

一気にレベルを下げた例えになりますが、嫁姑の問題が起こっているとして、夫(息子)に求められるのは嫁と姑の善悪をジャッジすることではありません。
また嫁に対して「母さんがこうしてほしいと言ってるから」とか、姑に「妻がこう言ってるから」と訴えることでもない。

この場合、男に求められるのは「自分はどうしたいか」です。
鳩山という人間は、日本をどうしたいんでしょうか。

すいません。私自身は何を言いたいのか、着地点を見失いました。


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posted by tk219 at 15:33 | Comment(0) | TrackBack(2) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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