2009年10月23日

ウルティマ5の思い出

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Ultima V -Warriors of Destiny-(オリジン社)


■初めに

僕がこれまでの人生で最もハマったRPGです。僕はRPGで何が好きといって、町の人との会話が好きなんです。ゲーム内世界の人々の日常生活を想像できるような会話が、一番いい。

そういう意味では、ファイナルファンタジーよりドラゴンクエストが好きなのであって、ファイナルファンタジーなら9が一番いいです。


■ゲームの紹介

とにかく面倒くさいゲームです。何が面倒かと言うと、まずややこしい倫理観。

このゲームの肝は「何が正義で、何が悪なのか?」という点です。前作は主人公が聖者アバタールを目指し、徳を積むという内容でした。

今回は「では、徳とは何なのか」という領域に入ります。前作で徳を規定していた世界の王ロード・ブリティッシュは行方不明となり、地下世界に幽閉されています。

代わって王座についたのが、ロード・ブラックソーン。彼は徳の基準を歪めてしまいます。


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●悪魔と邪悪なピエロを従えたロード・ブラックソーンさん。


そして8つの徳がゆがめられた結果、


慈悲:困った人を助けなければならない。さもなくば、同じ苦しみをなめることになる。

正義:罪を犯したら、自白をして罰を受けなければならない。さもなくば、一生牢屋に入ることになる。

名誉:名誉が傷ついたら、命を絶て。

謙譲:己の優れたところに対して謙虚であれ。さもなくばそれに対する怒りに苦しめ。

献身:収入の半分を、恵まれない人に寄付しなければならない。さもなくば、収入を差し押える。

勇敢:挑戦されたら、死ぬまで戦わなければならない。さもなくば、臆病者として去れ。

誠実:嘘をついてはいけない。さもなければ、舌を抜く。

崇高:徳の教えを高めねばならない。さもなくば、異端者として死ね。


という無茶苦茶な世界になりました。

つまり体制側に気に入られて情報を得ようとしたりすると、こういうおかしな倫理に従わざるをえない場面が出てくるわけです。判断を間違えると衛兵にとっつかまって投獄されます。


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ゲームの目的としては、大目的として「地下世界で行方不明になったロード・ブリティッシュを救出する」というのがあり、それに至る小目的として、

・8つの徳を示すマントラをそれぞれの神殿で唱える。

・ロード・ブリティッシュの3アイテム(王冠、杖、アミュレット)を集める。

・ブラックソーンによって追放された評議会メンバー8人を探し出す。

・メンバーから聞き出した「力の言葉」を使い、8つの洞窟の封印を解く。

・地下世界に眠る「偽り」「臆病」「憎しみ」の破片を探し出す。

・ブラックソーンを操る3人のシャドーロードの本名を探し出す。

・「真実」「勇気」「愛」の神殿で、シャドーロードを封印する。

があります。


さて、面倒なことは他にもあります。


・会話するのに、いちいち話を引き出す単語を入力せねばならない。

最初は名前や仕事を聞くところから始まり、相手のしゃべった内容から重要単語を抜き出す。

「僕は冒険家だ!」とか言われたら、「冒険」とかしゃべると返事がくる。


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ある町で誰それが言った単語も覚えておき、別の町でそれを聞かなくては重要な情報が出てこないなんてしょっちゅう。

必須アイテムの「魔法の絨毯」というのがあるんですが、その情報を得るには以下の手順を踏みます。


1,サーパンツ・ホールドのムッシュルーベ氏とフェンシングについて会話すると、魔法の絨毯の話になる。「私はそれをバンダイという魔術師に売ったんだ」

2,ポーズ村のバンダイ氏「わしは、有名なしゃべる馬、スミスを探しているのだ!」

3,ノース・ブリタニーのカート君と馬の話をする。「トレアンナが喜んで馬の話をしてくれるよ、特にバロリアン種の話はね!」

4,ロード・ブリティッシュ城のトレアンナ嬢にバロリアン種の話をすると、スミスの話になる。「森の奥深くにあるイオロの小屋の納屋に居るって聞いたわ!」

5,小屋に行って馬のスミスと、干し草のことなどを話す。

6,バンダイ氏と再び会話。「ついにやってくれたな!」

  →これで魔法の絨毯のありかを教えてもらえる。


僕は全会話のデータベースを作りながらプレイしてました。


そして移動以外のコマンドは、全て頭文字で入力します。

B(Board:乗船する)、G(Get:取る)、I(Ignite Torch:たいまつに点火する)、J(Jimmy:解錠)、K(Klimb:階段などの登降)、L(Look:見る)、N(New Order:パーティーの並べ替え)、T(Talk:会話する)といった感じです。慣れると一般的な項目選択方式より早くていいです。


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●山脈の奥深くへ「Klimb」して行くと見つけられる砦。


・町の人々が、本当に生活している。

朝起きてダイニングやレストランで食事して、働きに出る(畑を耕す、店を出す、職場に入るなど)。お昼も帰宅したりレストランに寄ったりで食事して、午後の労働へ。夜も同様に食事してから、就寝。会話は基本的に食事中か労働中だけしかできません。それ以外で話しかけても「後にしてくれ」とか「Zzz...」と寝ていたりで会話になりません。


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●ブリティンにある店「旅人の居酒屋」。3名がお食事中です(椅子に座ってる)。他に店のマスター、シェフ、小間使いの少年がいます。


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●夜になると寝ます。


・船は攻撃されたりすると老朽化して沈む。

海の孤島にあるバッカニアーズ・デンで敵に囲まれて船が沈んだときは、途方に暮れました。

・食糧を買い置きしておかないと、体力が減って死ぬ。


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●ステータスにある「F」がFood(食料の数)、Shipが船の耐久力。


・夜は真っ暗。たいまつで周辺が明るくなるが、決まった歩数で消える。


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●灯台は、ぐるぐると光をまわして照らしてくれます。灯台のありがたみがよーく判ります。


・町や洞窟にある扉を開ける鍵も1つづつ購入(鍵を開ける魔法もあるけど)。

・魔法は材料を購入し、自分でブレンドして作る。

材料は人参、にんにく、真珠、灰、苔、ナイトシェード、マンドレイクの7種類。売ってる場所によって値段が違うので、「人参はあっちの店が安かったな……」などと、生活感漂う思考をしながら世界を放浪するわけですね。ブレンドを間違えたら当然魔法はできません。洞窟内で材料がなくなると死ねます。

その魔法自体も、スペルを覚えて入力しないと唱えられない。


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●「魔法解錠」の呪文、In Ex Porを詠唱中。頭文字のIEPを入力する。


・レベルアップの基準が明示されない。

敵を倒すと経験値が入りますが、その値は見えません。で、宿屋ではなくその辺で野宿すると、たまに「ロード・ブリティッシュの亡霊」が現れてレベルアップさせてくれます。


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●その辺の草原で野宿中。死んでいるわけではない。たまに敵に夜襲をかけられ、目覚めることなくボコボコにされます。


しかし貧しい人にお金を恵んであげたり、冤罪の人を助けたりという「善行」を積まず、町の人を攻撃したり、城の宝箱を盗んだりといった「悪行」をしてると、この亡霊が出なくなったり、逆にレベルダウンさせられます(町の人々も怯えたりして会話が成立しなくなります)。

この善行と悪行の基準も、はっきりとは明示されません。


最初はどうすれば亡霊が現れるのかすら判らず、レベルアップするために全滅してました(全滅すると現れる)。


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●ロード・ブリティッシュの亡霊。全滅すると甦らせてくれます。


・敵を倒すと、その場所から全員が脱出するまで戦闘が終わらない。

逃げる場合も全員が脱出しないと駄目。なので船上での戦闘などは、誰も脱出できないので逃げるの不可。洞窟内の岩場なんかで戦うと通路が狭いのでめちゃめちゃ面倒。


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●橋の上で戦闘。全員を画面外へ出すと逃走成功。


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●船の上で戦闘。画面外に出られないので逃走不可。


・敵を倒すと宝箱が出る。ただしアイテムを1個ずつ取るので面倒。

ドラゴンなんて倒すと大量(武器だの道具だので20個くらい入ってるので、その場合20回Getを繰り返さないといけない)にアイテムを吐き出すので、5人パーティーなら4人を脱出させてから残り1人で宝箱を開けないと、コマンド入力だけでイライラが爆発します。

なので船上で宝箱が出たりすると、誰も画面外に出られないので最悪。


・地下世界の存在。

このゲームの舞台は、主に地上と地下に分かれます。地上はいいとして、地下に入るには世界に8つある洞窟の最深部まで行くか、滝つぼに落ちるか、たまに海上に出現する大渦に巻き込まれるか。


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●滝壺。


この滝と大渦が厄介で、まだゲームを始めたばかりの頃に間違えて地下に落ちると、まず脱出は不可能です。

なぜなら普通は、地上から洞窟に入り、その地下8階まで下ってようやく地下に入るわけです。それをパスして来てしまった場合、脱出するには真っ暗闇の地下世界で何とかして洞窟につながる場所を発見し、そこから8階分上がらねばならない。

まあ、まず無理ですね。


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●地下世界。看板にはルーン文字で "HEREUPON BEGAN THE QUEST OF HIS MAJESTY LORD BRITISH TO EXPLORD AND CHART THE NEW UNDERWORLD ON 11/27/137" と書かれている。つまりロード・ブリティッシュたちが地下に入った際、記念に建てた看板。ルーン文字の翻訳は自分でしないといけません。


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●地下世界の2。奥深くに探検隊の墓場が。死体が転がってます。ここまでの道は一方通行で、もう戻れません。それなのにこれ以上進めない。初めて来た時は、まさしく絶望感に襲われました。


どうです。嫌になってくるでしょう。画面の派手さもありません。


でも、これがいいんです!(インドを誉めるアブドゥル風に)

だが……それがいい!(甲冑こわしちゃった爺様を誉める前田慶次風に)


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答え、わかります?

(正解でも間違いでも戦闘になるんですが)


タグ:diary game
posted by tk219 at 14:04 | Comment(2) | TrackBack(0) | なつかしの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すっごく面白そうw 実際にやってみたら
イライラしてばかりかもしれませんが……。
歪められた8つの徳なんかたまりません。
イラ気持ちいい、みたいな。
最後の問いの答えは井戸とか落とし穴とかかな?
Posted by ひゅう at 2009年10月24日 03:45
いや、面白いよ。たぶん今やっても面白い。でもしっかり腰を据えてやらないと無理。
クイズの答えは、井戸で正解。
当時、数日悩んだのに……。
Posted by tk at 2009年10月24日 04:41
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