2011年02月15日

核融合科学研究所へ

岐阜県土岐市にある「大学共同利用機関法人・自然科学研究機構・核融合科学研究所」に行ってきました。

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前の晩に降った雪が残ってます。
こちらは何をするところかと言うと、

 核融合科学研究所は、安全で環境に優しい次世代エネルギーの実現をめざし、大学共同利用機関として国内や海外の大学・研究機関と共に双方向の活発な研究協力を進めています。また教育機関として、次世代の優れた人材を育成し、社会と連携しながら、核融合プラズマに関する基礎的研究・教育を強力に推進しています。(中略)
 一億度にも達する超高温・高密度の核融合プラズマとその制御は、物理学、電気工学、超伝導工学、材料工学、情報工学など理論と実験にまたがる現代理工学の幅広い分野の最先端を包括した学術研究対象であり、核融合科学研究所は全国・全世界の研究者コミュニティの知が結節する中核拠点です。
http://www.nifs.ac.jp/introduction.html


これじゃ判りませんか?
ではもっと簡単に。

具体的にいうと、核融合炉の実用化を最終目標として「大型ヘリカル装置(LHD)」というヘリオトロン磁場による超伝導プラズマ実験装置を使い、定常的な高温高密度プラズマの閉じ込めを研究してるんだそうです。

「重水素だとパラメータが急に良くなって……」
「カレントドライブがいらない上に、イグニッションすれば燃えるところが有利……」
「ヘリカルはプラズマ的にプロセス速度が……」
「熱サイクルの問題で、中性子をぶつけるブランケットがもたないので定常を目指さざるを……」

何のことか判らないと思いますが、ご安心を。私も判りません!!

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まずは司令室的なところから。
現在は装置を冷却中(4週間かかる)のため、作業している人は少なめです。

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大画面に映っているのが装置内のプラズマ映像。
プラズマは超高温(現在達成した最高で6500万度)になると可視領域がなくなって透明になります。
そのため白く見えている筋は、少し温度の低い部分というわけです。ほへー、ですね。

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これが全景。
中央の丸い部分が本体。この内部でプラズマを加熱します。
外径は13.5メートル。重さ1500トン。
ねじれたドーナツ型である超伝導ヘリカルコイルの内部をプラズマが駆け抜けるのですが、その外側を超伝導ポロイダルコイルが覆っています。

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こんな表示がありました。ギネスブック認定。「The Heaviest Door」
この施設のドアは、世界で一番重い扉なんだそうです。

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↑それがこれ。

CA393198.jpg

↑また、こういう扉もありました。
左側にある山形ブロックのようなものが右に前進して、同じ凹凸のある出入り口をぴったり塞ぎます。

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こういうところも見せてもらいます。

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ただしこういうものがそこかしこにあり、油断できません。

また冷却中である今だけ、ということで中枢部分である超伝導ヘリカルコイルの内部も見せてもらいました。

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暗くてよく判らないと思いますが、↓が実物模型。

CA393204.jpg

このコイルは技術オリンピックで金メダルを取った職人複数が2年をかけて溶接して作っており、その製作精度として許される誤差は2ミリ以下。
コイルは二重になっていますから、作業は常に片側から。
裏を確認しながら、というわけにはいかんのです。

先端科学というものには優秀な頭脳の持ち主が投入されるわけですが、
その理論やアイデアを実現するには、鍛え上げられた職人の技術が必要となります。

しかしそういった頭脳や技術の両方を蓄積するには、それだけの積み重ねをゆるす社会がなくてはなりません。
これすなわち国家の歴史というものなのでしょう。

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プラズマサーベルを持つガンダム。
むしろこの姿こそ、日本の粋というものかもしれませんですね。


タグ:diary
posted by tk219 at 21:46 | Comment(2) | TrackBack(0) | 外出(遠出) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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