2010年08月02日

日本の食糧自給率まとめ

■2008年、農林水産省による自給率概算

  • 生産額ベース 65%
  • 重量ベース 61%
  • 供給熱量ベース 41%
  • 飼料用を含む重量ベース 28%



「まず、日本の食料自給率は決して低くない。農水省は「40%」という自給率を取り上げて、先進国の中で最低水準だと喧伝している。だが、これはカロリーベースの数字であって、生産高ベースで見れば66%と他の国に見劣りしない。
浅川氏によれば、実は40%というカロリーベースの数字自体も、できるだけ低く見せようとする農水省によって操作されたものだという。そもそもカロリーベースという指標を国策に使っているのは世界で日本だけらしい」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4098

浅川 芳裕 (51)
5現在の農業に関する空気を払拭する
3読んで損はないが
4国産でも外国産でも、品質が良くて美味しいものであれば、どこで生産されているかは、気にしない
5爽快でしたが、なんだか後味が悪いです。
3農業大国日本は興味深い。しかし・・・。

(以下の内容は、上記の本の要約などではありません。念のため)

■ まず、食料は自給できなきゃ困るのか?

完全自給できてる国はほとんどない。北朝鮮くらい?
有事に他国の救援をのぞめないスイスだって、自給率100%ではない。
前回のように、また孤立無援で大戦争やる気なら自給率は大事。
というか有事になったら、石油なども入ってこなくなるから、作った野菜を市場まで運べなくなる。
だったら現在、石油も種も肥料も農薬も輸入頼みの方が、よっぽど問題。

■ 生産高ベースで話すのは正しいのか?

単に売上高だから、高い野菜を売りつければそれだけ上がる。
また食糧自給率が高くなると海外から「オレたちの農産物に対する関税をやめろ」「自国の農産物に補助するな」と言われてしまうため、農水省は生産高でなくカロリーベースで低く見せたいという政策的理由もある。
(日本の農業が危ない!と叫んでる方が予算を取りやすいという理由もあるだろうが)

■ なぜカロリーベースで見ると低いのか?

日本は肉、乳製品、油をほとんど自給できていない。
野菜で言えば、麦、大豆、トウモロコシあたりが低い。
キャベツなどをいくら市場に出しても、カロリーで見れば数字は動かない。

■ 食糧危機は起こるのか?

戦争が起こらなくても、干ばつや異常投機で輸入食料が暴騰することはある。
また中国やインドのような国が急成長して、すさまじいペースで食糧輸入を増やしている不安もある。

ただ考えねばならないのは、最近日本で供給不足になった食糧が何だったかということ。

それは自給率100%である「お米」と、自給率90%の「バター」。
供給元をひとつにしぼるとリスクに弱くなる。
卵をひとつのカゴに盛ってしまうと、ひっくりかえったら全て割れる。

■ 日本の農業は後継者不足なのか?

国内農業人口平均年齢は60歳。65歳以上の人口割合は、 約54%。
15〜40歳までの人口は約8%。

ただ現代日本で、10〜20代から「私は農業人になる!」という人がどれだけいるのか。
単純に「60才ごろから農業に参入」している可能性は?
「若い内は勤め人をやって年を取ったら農業を」という人はいるが、
「若い内は農業やってそのうちサラリーマンに」という人はいない。

→親が農業をやっている。若い内はサラリーマンをやる。
→親が亡くなったり動けなくなったりで、会社を辞めて農業を継ぐ。
→農業やってるのは年寄りばかりになる。

■ 結論

都会で一時的な食糧危機は起こりうる。
それは戦後の闇市と同じで、困ってるのは都会の人間だけ。
というか減反政策やめたら米には困らない。日本人は米食ってりゃ生きていける。
タグ:diary
posted by tk219 at 08:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 食べる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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