台湾3日めです。
まず起床後、MRTに乗って善導寺で降りる。
出口すぐにある華山市場。

2Fにある阜杭豆漿店(フーファンドウジャンディエン)で朝食。
ここはものすごく並びます。並んでいるのはほとんど地元の人。
元々は市場1Fの小さな店だったらしいのですが、あまりに客が多いので現在は2Fを占領している感じです。
軽く20〜30分は並びます。

写真奥、長蛇の列。
ただ厨房がまるみえなので、並んでいる時の時間つぶしにはなります。
ただしあんまり見つめないように。
妻が見ていたところ、作業しているおばちゃんが緊張してしまい、長くつながってないといけない油條をぶちぶちにちぎってしまってアタフタしていたそうです(ジーッと見続けるからだ)。

さすがに日本語も英語も通じませんが、日本語メニューはありました。
またおばちゃんたちも、通じないなりに親切に対応してくれます。
台湾に来てメシを食べまくってきた日本人の先達たちに感謝です。
注文したのは厚餅油條、薄餅來蛋、甜豆漿、鹹豆漿。

厚餅油條は揚げパンをパンで挟むという、不思議な食べ物です。
しかし美味しい。
甜豆漿は甘くてなめらかな豆乳、鹹豆漿は黒酢やラー油、ごま油で味付けした塩味の豆乳。
どっちも美味いです。これで110元。
食べたら器とトレーは放置で。片付けのおばちゃんが巡回して回収していきます。
これが日本だとセルフサービスで返却しそうなものですが、台湾では一度も「セルフで片付け」は見ませんでした。
全般的に、台湾人というのは「自身は善意を発揮するが、他人の善意は期待しない」というところがあると思います。
人情と合理主義が合体した面白い国です。
●阜杭豆漿
台北市忠孝東路一段108号2F-28
(02)2392-2175
5:30〜11:30くらい(なくなり次第)
信成油廠でごま油を買う。
日本から駐在している奥様がたの御用達だそうです。ただし日本語は通じません。

* ごま油1びん125元
* 黒ごま油125元
* ねりごま135元
* すりごま95元

●信成麻油:芝麻香油
103台湾台北市大同区民生西路96號
駅に向かって1番出口こえて左手
8:30〜20:00
いったんホテルに戻り、重いごま油をホテルに置いて再出発。
MRTで士林まで行き、そこからバスに乗って故宮博物院へ。
台北市内のバスは大人普通で一律15元。
後払いの時と前払いの時があります。
後払いはいいとして、前払いの場合、乗るときに15元払って運転手に細長い札をもらいます。
札は降りる時に返します。

故宮博物院はものすごく寒いです。半端なく冷房が効いてます。
またいたるところに「Keep Quiet」の立て看板があるにもかかわらず全然クワイエットじゃない。
キープする以前にスタートしてない。
もぎりの手前左のインフォメーションに日本語パンフレットがあるのでもらいましょう。
置いてない場合は「ニポーンニポーン」とか言ってれば、くれます。

中は撮影禁止だったので、写真はありません。
展示は時代順のようでいて時代順でなく、非常に戸惑います。
123456と時代順があるとして、右に曲がると135、左に曲がると246みたいな感じです。
台北の故宮というのは北京の故宮から、いいものだけ持ってきちゃったらしいですが、
結局のところ「乾隆帝コレクション」なのでは。
清朝最盛の乾隆帝期というのは、それまで世襲だった芸術が「解放」され、帝が気に入るものを造れたらガンガン登用されて出世できたものだから、陶芸や彫刻の技術が神レベルに達した時期です。
まさに「仙工」の時代。
なので、傑作の多くが乾隆の時代区分になっちゃうわけです。
その数たるや、乾隆帝って毎日献上受けてたのけ? これじゃ通常業務できんじゃろと言いたくなるくらいです(めちゃくちゃ働く人だったらしいけど)。
周辺諸国から持ち込まれた逸品も多く、日本の伊万里や肥前焼も展示されていました。
やはり目玉はこのあたりではないでしょうか。
・象牙多層球(博物院のサイトで見つけられませんでした)→Google画像検索
個人的にはこれが良かったです。
ガイドブックを読むと、とにかく複数の本に「故宮周辺のタクシーには乗るな」と書いてあります。
どんだけ悪徳タクシーが集結しとるんだ。
そこでインフォメーションカウンターの人に頼んで、タクシーを呼んでもらいました。
●故宮博物院
台北市士林区至善路二段221号
8:30〜18:30(18:30〜20:30土曜日入場無料)
至善園開放時間7:00〜19:00(故宮入場券提示で入場無料)
そのままタクシーで孔子廟へ。

それにしても中国人にとって孔子というのは、ほんと特別な人なんだね。
●孔子廟
台北市大龍街275号
火曜日〜土曜日8:30〜21:00日曜日
祭日8:30〜17:00
というわけで3日め午前が終了。午後へ続く。