2009年10月27日

蓬莱学園参考文献(2)



■文系資料


「人類の知的遺産(6)墨子」(講談社)

 
講談社 ¥ 386


「史的システムとしての資本主義」(I・ウォーラースティン、岩波書店)

I.ウォーラーステイン, 川北 稔 ¥ 2,940
読みやすい。
南北問題の起源がわかる本
「世界システム論」の概説書
資本主義の目のウロコ
資本制という「マトリックス」からの覚醒
:「すべての大学生&社会人に推薦する」とのことです。私もそう思います。



「幽霊塔」(黒岩涙香訳、旺文社)

黒岩 涙香 ¥ 1,365
「カリオストロの城」の元ネタの一つ


「江戸川乱歩全集(10)幽霊塔」(講談社)

江戸川 乱歩 ¥ 945
不朽の名作
時代のギャップ
:黒岩涙香の幽霊塔はもともとウィリアムソンの『灰色の女』の翻案小説で、それをさらに翻案したのが江戸川乱歩の同名小説、そしてさらにそれを翻案したのが宮崎駿の『ルパン三世・カリオストロの城』ということになっておって、さらにそれを翻案したのが蓬莱学園に出てくる「幽霊塔」というわけです。



「人外魔境」(小栗虫太郎、桃源社)

 
小栗 虫太郎 ¥ 816
真のカタストロフィを見た
いかがわしい


「類人猿ターザン」(E・R・バロウズ、早川書房)

 
キープ ¥ 500


「地底世界ペルシダー」(E・R・バロウズ、東京創元社)

 
バロウズ ¥ 315


「鎮魂曲」「地球の緑の丘」(共にR・A・ハインライン、早川書房)

 
ロバート・A ハインライン, 矢野 徹 ¥ 1,050
原点
ハインラインの持ち味:自己を貫く事
:2編とも、この「地球の緑の丘」に収録されています(私が買った時はそうだった)。泣けます。



「楽園の泉」(A・C・クラーク、早川書房)

アーサー・C. クラーク, Arthur C. Clarke, 山高 昭 ¥ 903
宇宙まで届くエレベータ
楽園の泉 − この美しき物語
最後の作品だったはずですが
とりとめがなくて


「沖縄の歴史と文化」(外間守善、中公新書)

外間 守善 ¥ 735
文献による確実な歴史
ちぐはぐな印象が…


「中世イタリアの大学生活」(G・ザッカーニ、平凡社)



「大統領失明す」(W・サファイア、文春文庫、上下巻)

 
:アメリカ大統領が失明した場合、それは「政務不能」と言えるのかという小説です。


「東南アジアを知る事典」(平凡社)

石井 米雄 ¥ 5,250


「狂気の山脈より」(H・P・ラブクラフト、創土社)

H・P・ラヴクラフト, 大滝 啓裕 ¥ 672
最高傑作
クトゥルー神話体系


「ゴードン・ピムの物語」(E・A・ポオ、東京創元社)

エドガー・アラン・ポオ, 大西 尹明 ¥ 777
ポオの長編冒険小説


「氷のスフィンクス」(J・ヴェルヌ、パシフィカ)

ジュール ヴェルヌ, Jules Verne, 古田 幸男 ¥ 900
パターンぽいな・・・。
「氷のスフィンクス」の正体は?
:読むとわかるんですが、元々ポオの「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」(上記ポオ全集2に収録)という小説があって、これはゴードン・ピムが南極への冒険に向かうお話しなんですね。ところがいよいよ南極に近づいたところで話が中断してしまった。その続きを書いたのが、ラブクラフト「狂気の山脈より(狂気の山脈にて)」であり、ヴェルヌの「氷のスフィンクス」であるというわけです。


「世界の文学(20)J・ヴェルヌ 地底旅行」(中央公論社)

ジュール・ヴェルヌ, 朝比奈 弘治 ¥ 840
文字通り血沸き肉踊る冒険物語
謎解きが放棄されていて高い評価は与えられない
フィクションとは思えない大スペクタクル
過去の議論
100年前の作品とは思えない!
:これは面白くて数回読んだ覚えがあります。途中真っ暗闇の地底でひとりだけはぐれるシーンは、思い出してもゾッとしますね。


「国家に抗する社会」(P・クラストル、白馬書房)

 


「伝奇集」(J・L・ボルヘス、集英社)

J.L. ボルヘス, 鼓 直 ¥ 630
膨大な書物の館の、短い物語。
比類なき一壺天の数々
未来を予言した本
無限の迷宮
翻訳が……
:短編集なので読みやすいです。「バビロンのくじ」「記憶の人フネス」「隠れた奇跡」あたりは今でもたまに読み返します。




「世界の憲法・日本の憲法」(中嶋一磨、オーエス出版)

「なつかしの神田〜圭文堂主人問わず語り〜」(知里寛一、圭文堂)

この2冊はアマゾンになし。




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posted by tk219 at 16:17 | Comment(2) | TrackBack(0) | なつかしの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

苦節15年「火星に捧げるデュエット」

この15年、ずっと古本屋を見つけるたびに飛び込んで捜していた本がありました。

筒井百々子の「火星に捧げるデュエット」というSF漫画なんですが、もちろん絶版状態なので新刊などなく、しょうがないので古本といっても捜しても捜してもどこにも売っておらず、「ないなあ〜」なんて思ってました。

ところが、ふとAmazon.co.jpで検索したら、マーケットプレイスで普通に売ってるわけですよ。

何て便利な世の中だったんだ!と驚きました。もちろん購入したんですが。


☆何を15年も捜していたのか?


それは1992年の年末にさかのぼります。

高校生の私は、あてもなく紀伊國屋梅田店の店内をうろうろしていました。

そこである一冊の本を買ってしまったのです。それは「蓬莱学園の復刻」。


全く、何の予備知識もない状態で購入しました。普通ではちょっと考えられないことです。

名前も知らない、何の本かも判らない、まして安い本でもない(3500円)。

今思い出しても、自分がなぜあの時この本が売られていた当時TRPGと呼ばれたコーナー(そんなものに興味はない)に行き、そしてこの本を手に取り、そしてレジに持っていたのか。全くもって判らないのです。


まず蓬莱学園とは何か。

遊演体という会社が1990年に行ったメールゲームの名称です。

そして1年間毎月発行された「蓬莱タイムズ」を12回収録したものが、この「復刻」。

「蓬莱学園」については、こことかここを見てください。


南海の孤島に存在する、学生数10万人の巨大学園。中二病患者の誰もが一度は夢想する世界です。

で、見事にはまった私は、周辺の文献を買いまくりました。解説本、小説、漫画。

また「復刻」には、その世界設定に使用された参考文献一覧が載せられていました。ファンタジー、東洋古典文学、SF、政治学、民俗学、少女漫画、言語学、歴史学、生物学、オーパーツ。

分野のひろがりはめちゃくちゃで、当時高校生だった私は次から次にあらわれる「未知の知識」に興奮しました。

「蓬莱学園」は私にとって、いわば「ものすごく無駄で、とてつもなく面白いことをやたらめったら教えてくれる怪しいお兄さん」であったのです。

その参考文献の中の一冊、これまで集めようにも集められず、失われたままになっていた一角が、件の「火星に捧げるデュエット」なのでした。

まあ何というか、入手できて良かった。


もしかしたら同好の士がいるのかもしれない、と思い、参考文献一覧のリンクを作りました。

……が、途中で眠くなってきたのでエントリーを分けます。


<蓬莱学園参考文献 その1>

■基礎資料


「水滸伝」(平凡社ほか)

駒田 信二 ¥ 2,548
権力に立ち向かう人々

「封神演義」(講談社ほか)

安能 務 ¥ 790
面白すぎる
否ヘタレで、強くて、かっこいい申公豹が楽しめる!!!
中国の三大怪奇小説の一つ
全三冊読みました。
物語の奥に潜む思想が、深い

「南総里見八犬伝」(曲亭馬琴、岩波書店ほか)

曲亭 馬琴, 石川 博 ¥ 820
正義は勝つ

「指輪物語」(J・R・R・トールキン、評論社ほか)

J.R.R. トールキン, 瀬田 貞二, 田中 明子 ¥ 7,560
大好きな作品の保存版!
追補編も含む文庫10巻セット

■神話伝説・民俗学資料

「八犬伝の世界」(高田衛、中公新書)

高田 衛 ¥ 1,575
江戸の読者のように、「八犬伝」を読む
八犬伝の新たなる発見

「椿説弓張月」(曲亭馬琴、日本古典文学大系ほか)

平岩 弓枝 ¥ 546
すんなり読めました。

「抱朴子・列仙伝・神仙伝・山海経」(平凡社)

葛 洪, 劉 向, 本田 濟 ¥ 2,854
怪異を知り、不老不死を得れば、さて後はなにをしようか。
仙人関係の中国古典

「酉陽雑俎」(段成式、平凡社、全5巻)


「捜神記」(干宝、平凡社)

干 宝, 竹田 晃 ¥ 1,680
好きなところを拾い読みできる短編集


「唐宋伝奇集」(岩波文庫、上下巻)

 


「崑崙山への昇仙」(曽布川寛、中公新書)

 


「もとやま礼子傑作集(8)もえよ!孔雀学園」(小学館)

「囲碁の民俗学」(大室幹雄、せりか書房)

「パラオの神話伝説」(土方久功、三一書房)

「日本民俗学と古代医術」(槙佐和子)


この4冊は発見できず。自分の足で見つけるしかなさそうです。


とりあえずこれで全体の4分の1くらい。

まだまだ続きます。


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posted by tk219 at 03:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | なつかしの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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