2009年10月30日

私たちの敗北

「器の大きい男がいい」
という物言いがある。
器とは何か、と言われると難しい。
寛容なこと? 聡明なこと? それとも豪快なこと?

しかし少なくとも、「これは器が小さい」ということならある。

とある店で読書していた。時刻は19:30。

すぐ近くの2人席で、20代後半くらいの男性が大声で怒鳴っている。
向かいに座ったもうひとりの男性は、それを神妙に聞いている。
ふたりとも、なぜかペアルックのような格好をしていた。
黒のジーンズに、赤い長袖のシャツ。傍らにギターケース。
バンドやってる人か。

「もっと要点を絞れ、て言うとるやろ」
「(小声で)……はい」
「ハイじゃわからん。何を悪いと思うとんのや」

関西弁とは微妙にイントネーションが違う。四国の風がある。

「結局どう思うとんのや」
「(すごく小声で)……すいません」
「すいません、やあるか!」(ドン、とテーブルを叩く)
「……」
「何を謝っとるんや。何を悪いと思うて謝っとるんや」
「……いや、あの……」

怒っている方は、開脚180度近いガニマタで座っている。髪はボサボサ。
対して怒られてる方はサラサラストレートの坊ちゃん風。足をきっちり揃えて座っている。
それにしても、何をそんなに怒っているのだろうか。
私も含めて、周囲の者はみな、気にしない顔をして思いっきり気にして、ちらちら見ていた。
声がでかすぎるんである。

「ハッ、おまえにはほんと呆れるわ」
「……あの」
「何や。はよ言わんか」
「……あの……あの……悪かったって思ってます」
「何を」
「……えっ」
「何を悪かったて、思うとるんや。その要点を話せて言うとんのや」

文字で書くとこうだが、実際はすさまじい速度で追いつめてるので、怒られてる方はほとんど答えるすきがない。
会話にあまり進展はないので、ふっと意識が読書の方へ移った。

20:30。

「はよ話せ。何が悪かったんや」

まだ怒っていた。

1時間たったんだが。
あまりに一本調子に怒るので、逆に無言になると気になる。
つまり、急に無言になった。

ちらっと見ると、怒っている方がうつむいていた。
(どうした?)と思うと、彼は紙ナプキンで丁寧にCDケースを磨いていた。
ふたりのテーブルの中央には、CDが20枚くらいつんであった。

一枚づつ、角も丁寧にふいている。
別に何か濡れたとか汚れたとか、そういう感じではない。
カーマニアが駐車場で、とっくにピカピカの車をまだ磨いてるような感じだ。

私は読書を終えてしまった。
こんなに長居するつもりでもなかった。
だが帰れない。
怒りの原因が知りたくなってしまった。
ここまで凄まじい怒りを持続できる原因とは、一体何なのか。

「俺が知りたいのはさっきみたいなんじゃないんや」
「……はい」
「要点や。要点を絞れ」
「……」
「結局どう思うとんのや」
「……すいません」
「すいません、やあるか!」(ドン、とテーブルを叩く)
「……」
「何を謝っとるんや。何を悪いと思うて謝っとるんや」
「……いや、あの……」

CDを磨きおえ、怒号が再開された。
さっきと同じ会話がループしている。

夜の、21:00。

「おまえ、全然成長がないよな。大したもんだよ」
「……」

えんえんと続く堂々めぐり。
怒られている方の青年は、じっと足を揃えて怒られている。
ほんと、何があったんだろう?

ついに、21:30。山が動いた。

「なんで忘れたんや」

おおっ。
2時間を超え、ついに、やっと、怒りの原因に結びつきそうな言葉が出てきた!

「……いや、あの……」
「何で忘れた。その理由や。その理由を知りたいんや」
「……」

こういうのも何だが、忘れる理由がわかってたら「忘れない」。
忘れたから忘れた。それ以外にないのではないか。

「……悪かったって、思ってます……」
「だから(ドン)! 結局どう思うとん(以下略)

しばしのループ後。

「もうおまえとはやっとれんわ」
「……」
「無駄やったよ。無駄。練習してきた時間、返せや」
「……」

だいぶ手がかりが出てきた。
勝手に想像する。

怒ってる方はギターだ。怒られてる方はケースが長いので、きっとベースだろう。
たぶんこのふたりは、徳島あたりから、今日こっちでライブでもやろうとやってきたのではないか。
オーディションを受けるとか。
練習して、船賃ためて、勇んでやってきたのではないか。
ところが、片方が重要な何かを忘れてきたのではないか。
楽器はある。楽譜は練習してるなら、あってもなくてもいいだろう。

21:45。

「だから(ドン)! 結局どう思うとん(以下同じ)」

まだやってる。もう疲れた。限界。
全身の骨が痛くなってきたので、伸ばしがてらトイレに行ってみる。
席に戻る時、さりげなくふたりを見る。

すると、その奥にいた女性ふたりと目が合った。
彼女たちも、およそ2時間は席を動いていなかった。
その彼女たちが、そろってこっちを見た。

「あ、おたくも?」

言葉はいらない。
微妙なアイコンタクトを終え、再び席についた。

22:00。

「……あの」
「何や」
「……実は、その……」
「何や」
「……実は、ウソついてました」
「ウソ? 何のウソや」

「……やる気あるって、ウソついてました……」

ガガーン!!
これは驚愕の告白である!!
私も、奥の女性らも、吃驚して目を見開いた。
何があったのかは、ついにわからないままだ。
だが、決定的な台詞が放たれてしまった。

「実は、やる気がなかった」
もう終わりではないか。
「実はあなたのこと、好きじゃなかった」
これと同じだ。どんな恋人同士も、この台詞の前には崩壊せざるをえない。
彼は、怒りすぎた。パートナーを追いつめすぎたのだ。

私は、この悲しい物語の結末を見届けようと思った。彼女たちも同じだろう。

「何?」
「……実は、やる気なかったんです。でも……」

「何でや」
「……はい?」
「何で、やる気なかったんや」
「……えっ、あの、」

私はガクッときた。
ここで店内に「蛍の光」が流れる。閉店の時間なのである。
彼らは荷物をまとめ、店を出た。

帰り、駅のロビーに立つふたりを見た。彼はまだ怒っていた。

歩いて側を通ると、
「……あの、これからも頑張りたいと思ってるんです」
と怒られてた人が言っていた。

たぶん、そういうふたりなのである。
私は少し敗北感を感じながら、帰宅の途についた。


何の話だっけ?




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(別のブログに昔書いた文章ですが、そのブログがなくなったんで再掲してみました)


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2009年10月29日

美しくない美少女

先日外出しての帰り道、以前電車で見かけた美少女がいた。
気持ち悪くなって顔をそむけた。
これじゃ何のことか分からないと思うが。

というのも先日、神戸方面から大阪方面に向かう電車に乗っていたんである。
自分が座ると、向かいに中学生と見える制服姿の女子学生が座っていたわけだ。数学か何かの教科書をひらいて読んでいる。
制服の作りの良さから、これは明らかに私立学校。
全体的に透き通るような印象をもった子であって、これはもう勝手に純真無垢、というイメージで見ざるをえない。

で、しばらくすると、その美少女がおもむろに鼻をほじり始めた。
それはもう堂々と、つつみ隠さず、豪快にである。
ぐいぐいと鼻の穴を押し上げて内壁から不純物を取り除こうとしている。
指を押し上げすぎて、鼻の穴が縦にひろがっちゃうぞと言うくらいぐいぐいと。

私は「えっ」と驚き、遠く離れているのに思わず後ずさりするように体を座席に押しつけた。
美少女はちょっとうつむいて、ほじった鼻くそを指の上でもてあそび、ぴん、と足下に落とす。それがよろしくない見た目であることなど、何ら気にする風がない。

これはつまり、私の見立てがある意味正しかったのだ。
つまり、純真無垢。
バカとかそういうことでなくて、まだ子供なのだろう。たぶん。
「美少女が電車で勉強しながら鼻をほじる」というちょっとお目にかかれない風景を、私は何とも言えない気分で眺めていたのだが、再び鼻くそを落下させる頃には、もう気持ち悪くなって顔をそむけていた。
「珍しいものを見た」から「見たくないものを見てしまった」という風に感情が変換されたわけだ。

それで、である。

ついこの間、朝から神戸の山手の方でとある試験を受けねばならんかった私は、11時頃には答案を提出し、山手を下って三宮駅から電車に乗った。
日曜日だから電車は混んでいない。
悠々と席に座ると、目の前にあの美少女が!

しかし私は顔をそむけて見ないようにしていた。
もはや彼女はただの美少女ではなかった。鼻くそをほじる美少女、でもない。
「鼻くそ」をほじる人がいて、よく見たら美少女のような気もするという存在になっていた。
生理的に気持ち悪かったんである。

鼻をほじるなと言うのではない。ひとりこっそりやってくれと言いたい。
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蓬莱学園参考文献(ラスト)

いきなりでは何のことか判らないと思いますが、そんな方は、
その(1) その(2) その(3)へどうぞ。

小説版も入れるともっとありますが、とりあえずラストです。長かった。

■その他資料

「たんぽぽクレーター」(筒井百々子、小学館、全2巻)
 
筒井 百々子 ¥ 504
暖かいけれども生ぬるくはありません
単行本見返しに付いているコメントを転記します…

「火星に捧げるデュエット」(筒井百々子、小学館)
 

「聖アリス帝国」(美内すずえ、白泉社)
 
美内 すずえ ¥ 590
最近退屈している人にオススメ

「炎のロマンス」(上原きみこ、小学館、全7巻)
上原 きみ子 ¥ 683
小学生の頃、夢中でした。
読み出したら止まらない

「静粛に、天才ただ今勉強中!」(倉田江美、潮出版、全11巻)
 
倉多 江美 ¥ 530
フランス革命後から、ナポレオンまでの時代がよくわかる

「われはロボット」(I・アシモフ、東京創元社)
アイザック・アシモフ, 小尾 芙佐 ¥ 760
ロボット工学三原則
ただの『SF』ではなくて
W・スミスはアシモフの墓の前で切腹しろ!
W・スミスはアシモフの墓の前で切腹しろ!
映画公開にあわせてお化粧直し

「原発ジプシー」(堀江邦夫、講談社文庫)
 
堀江 邦夫 ¥ 571
絶版になっている事実自体が物語ってくるノンフィクション

「猛獣はなぜ数が少ないか」(P・コリンヴォー、早川書房)
 

「世界飢餓の構造」(F・M・ラッペ&J・コリンズ、三一書房)
 

「文化の謎を解く」(M・ハリス、東京創元社)
 

「消えるヒッチハイカー」(J・H・ブルンヴァン、新宿書房)
 
ジャン・ハロルド ブルンヴァン, 大月 隆寛, 重信 幸彦, 菅谷 裕子 ¥ 3,150
電子レンジに猫は入れられていない!!
アメリカ版都市伝説。読みやすい上質のショート・ショート

「風の谷のナウシカ」(宮崎駿、徳間書店)
宮崎 駿 ¥ 410
映画とは別物として読む
初めて知った!!
そのままアニメに出来たらすごいのだが
やはり宮崎は動画演出の人
普通の漫画ではないのでご注意
:レビューに「宮崎は動画演出の人」とあります。確かに3巻だったかでクシャナが第3軍に帰還し、土鬼軍の攻城砲群を出し抜くために自軍の城壁を爆破して突破するシーンは、思い出すと「絵が動いてる」んですよ。同氏の戦争モノといえば、『泥まみれの虎』もすばらしい作品です。


「旅する人びとの国」(山口泉、筑摩書房、上下巻)
 
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2009年10月28日

蓬莱学園参考文献(3)

いきなりでは何のことか判らないと思いますが、そんな方は、

その(1) その(2) へどうぞ。



「江戸幻想文学誌」(高田衛、平凡社)

 
高田 衛 ¥ 2,100


「八犬伝綺想」(小谷野敦、福武書店)

 
小谷野 敦 ¥ 1,155
難解!しかし熟読、味読の価値有り!


「高杉晋作と奇兵隊」(田中彰、岩波新書)

田中 彰 ¥ 735


「戒厳令の夜」(五木寛之、講談社、上下巻)

 
五木 寛之 ¥ 580
スケールが大きい小説
「漂泊」を巡る物語。「非・国民」とは…
五木氏全盛期の伝奇ロマン


「季刊・幻想文学(5)伝奇ロマン」(以下、幻想文学出版局)

「季刊・幻想文学(8)ロストワールド文学館」

「季刊・幻想文学(15)大江戸ファンタスティック」

「季刊・幻想文学(18)魔界とユートピア」

:この4冊はAmazonになし。古本屋めぐりをしていると、ろくに本を並べずに平積みして押し込んでるようなタイプの店で見かけることが多いです。


「風雲児たち」(みなもと太郎、潮出版)

みなもと 太郎 ¥ 680
点と点がつながって線になる。
なつかしいです。
明治維新の勝者は、関ヶ原の敗者の末裔だった
一生大事にしていきたい漫画
大河長編スタート

「剣豪名勝負一〇〇話」(稲垣史生、立風書房)

 

「日本剣豪伝」(直木三十五、立風書房)

 

「国家と革命」(レーニン、国民文庫)

 
ヴラジーミル・イリイッチ レーニン, Vladimir Il’ich Lenin, 角田 安正 ¥ 1,050
レーニンの国家論
今こそ読み返す
ごめんなさい
革命とはなぜ必要なのかがよくわかる。

「共産党宣言」(マルクス、岩波文庫)

マルクス, エンゲルス, Karl Marx, Friedrich Engels, 大内 兵衛, 向坂 逸郎 ¥ 483
世の中悪くするのはやめようよ
スケールとしての共産主義
共産主義は生きている
ベストセラーの価値
読み時なのでは?

「わが祖国への自伝」(エンクルマ、筑摩書房)

 

「北朝鮮軍──世界最大の特殊部隊」(原書房)

 

「唐代名詩選」(岩波文庫)

:Amazonになし。僕も持ってません。


■理系資料

「奇妙な論理」(M・ガードナー、社会思想社)

マーティン ガードナー, Martin Gardner, 市場 泰男 ¥ 756
現代の懐疑主義の始まりを告げる記念碑的著作
まさに古典
説明と証明を混同するなかれ
とらわれているということ。
ただ批判するだけではない本。
:TとUがあります。両方面白いです。大学に入ると、どこでも変なマルチ商法や宗教の誘いがあるものですが、高校生のみなさん、事前にこれを読んでおけば大丈夫です。


「蜃気楼文明」(H・トリブッチ、工作舎)

ヘルムート トリブッチ, Helmut Tributsch, 渡辺 正 ¥ 3,045
作者のお話を聞いてやってください。
:最初「えーっ!?」と思って、だんだん「……(無表情)」になる本。ナスカの地上絵は蜃気楼として大空にあの絵を浮かべるために創られた、という発想はすごく面白いんですが。


「地球・四六億年の孤独」(松井孝典、徳間書店)

松井 孝典 ¥ 620
何度読み返してもおもしろい

「宇宙をつくる四つの力」(P・C・W・デイヴィス、地人書館)

 

「ホーキング、宇宙を語る」(S・ホーキング、早川書房)

スティーヴン・W. ホーキング, Stephen W. Hawking, 林 一 ¥ 630
わかりやすく興味深い宇宙理論の紹介
ホーキングの2球の剛速球
僕の仕事を決めた本
アイザック、さようなら。
古典的な名著

「粉の文化史」(三輪茂雄、新潮社)

 

「栽培植物と農耕の起源」(中尾佐助、岩波新書)

中尾 佐助 ¥ 777
育種に歴史に興味のある方にお勧め。
"生”のための農業
文明の基盤がいかに作られたかを明らかにする名著
:上の「地球46億年の孤独」や「ホーキング宇宙を語る」も面白かったんですが、一番興奮したのはこの本だったように記憶しています。農作物がいかにして伝播し、膨大な時間をかけて人から人へその技が伝えられてきたか。これを読むと民族とか国家とかをすっとばして、遠い過去から現在、そして未来へいたる「人類」の壮大なつながりに触れられるような気がします。


「リングワールド」(L・ニーヴン、早川書房)

ラリイ・ニーヴン, 小隅 黎 ¥ 987
ダブルクラウンの名作
謎を何も解決せずに脱出するだけの話
人工世界ものの極めつけ
ニーヴンの代表作、堂々のスタート
究極の巨大構築物の探索行、面白い!

「宇宙のランデヴー」(A・C・クラーク、早川書房)

アーサー・C・クラーク, 南山 宏 ¥ 756
シリーズものの第一巻なワケですが
クラークさんありがとう
ビッグサイエンス
非生物的生物?
最高の読後感

「数の事典」(D・ウェルズ)

 

「降着円盤への招待」(福江純、講談社ブルーバックス)

 
福江 純 ¥ 612

「鼻行類」(H・シュテンプケ、思索社)

ハラルト シュテュンプケ, Harard Stumpke, 日高 敏隆, 羽田 節子 ¥ 840
新しいほ乳類は驚きの連続
鼻行類達が活動する姿を想像するだけで楽しくなってしまう
本当?嘘?疑心暗鬼になってしまう。しかし楽しい!
面白いよ
よくできた科学パロディー
:僕が持ってるのは思索社版のやつで、図鑑のような綺麗な装丁です。まさに読んでよし、眺めてよし、飾ってよしという。


「シュテンプケ氏の鼻行類」(C・D・S・ゲーステ、思索社)

 
今泉 みね子, カール・D.S.ゲーステ, Karl D. S. Geeste ¥ 1,937
奇書誕生の秘密
「鼻行類」の顛末

「ゲーデル・エッシャー・バッハ」(D・R・ホフスタッター、白揚社)

はやし はじめ, 柳瀬 尚紀, ダグラス・R・ホフスタッター, 野崎 昭弘 ¥ 5,775
北野武さんに影響した本(だと思います)+英文法研究書としても読めるのです
難解で、長い!
人生に一冊の本になるかも
これにはまいった

「メタマジック・ゲーム」(D・R・ホフスタッター、白揚社)

ダグラス・R. ホフスタッター, Douglas R. Hofstadter, 竹内 郁雄, 片桐 恭弘, 斉藤 康己 ¥ 6,510
GEBより読みやすく知的興奮を味わえる
読みのがすのがもったいないエッセイ集
やっぱりLISPか
:上のGEBは難解すぎて途中で投げましたが、こちらは何とか。ただべらぼうに重い本です(重量が)。値段を知らずに取り寄せて、高校生の私はしばらく呆然としました。


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2009年10月27日

蓬莱学園参考文献(2)



■文系資料


「人類の知的遺産(6)墨子」(講談社)

 
講談社 ¥ 386


「史的システムとしての資本主義」(I・ウォーラースティン、岩波書店)

I.ウォーラーステイン, 川北 稔 ¥ 2,940
読みやすい。
南北問題の起源がわかる本
「世界システム論」の概説書
資本主義の目のウロコ
資本制という「マトリックス」からの覚醒
:「すべての大学生&社会人に推薦する」とのことです。私もそう思います。



「幽霊塔」(黒岩涙香訳、旺文社)

黒岩 涙香 ¥ 1,365
「カリオストロの城」の元ネタの一つ


「江戸川乱歩全集(10)幽霊塔」(講談社)

江戸川 乱歩 ¥ 945
不朽の名作
時代のギャップ
:黒岩涙香の幽霊塔はもともとウィリアムソンの『灰色の女』の翻案小説で、それをさらに翻案したのが江戸川乱歩の同名小説、そしてさらにそれを翻案したのが宮崎駿の『ルパン三世・カリオストロの城』ということになっておって、さらにそれを翻案したのが蓬莱学園に出てくる「幽霊塔」というわけです。



「人外魔境」(小栗虫太郎、桃源社)

 
小栗 虫太郎 ¥ 816
真のカタストロフィを見た
いかがわしい


「類人猿ターザン」(E・R・バロウズ、早川書房)

 
キープ ¥ 500


「地底世界ペルシダー」(E・R・バロウズ、東京創元社)

 
バロウズ ¥ 315


「鎮魂曲」「地球の緑の丘」(共にR・A・ハインライン、早川書房)

 
ロバート・A ハインライン, 矢野 徹 ¥ 1,050
原点
ハインラインの持ち味:自己を貫く事
:2編とも、この「地球の緑の丘」に収録されています(私が買った時はそうだった)。泣けます。



「楽園の泉」(A・C・クラーク、早川書房)

アーサー・C. クラーク, Arthur C. Clarke, 山高 昭 ¥ 903
宇宙まで届くエレベータ
楽園の泉 − この美しき物語
最後の作品だったはずですが
とりとめがなくて


「沖縄の歴史と文化」(外間守善、中公新書)

外間 守善 ¥ 735
文献による確実な歴史
ちぐはぐな印象が…


「中世イタリアの大学生活」(G・ザッカーニ、平凡社)



「大統領失明す」(W・サファイア、文春文庫、上下巻)

 
:アメリカ大統領が失明した場合、それは「政務不能」と言えるのかという小説です。


「東南アジアを知る事典」(平凡社)

石井 米雄 ¥ 5,250


「狂気の山脈より」(H・P・ラブクラフト、創土社)

H・P・ラヴクラフト, 大滝 啓裕 ¥ 672
最高傑作
クトゥルー神話体系


「ゴードン・ピムの物語」(E・A・ポオ、東京創元社)

エドガー・アラン・ポオ, 大西 尹明 ¥ 777
ポオの長編冒険小説


「氷のスフィンクス」(J・ヴェルヌ、パシフィカ)

ジュール ヴェルヌ, Jules Verne, 古田 幸男 ¥ 900
パターンぽいな・・・。
「氷のスフィンクス」の正体は?
:読むとわかるんですが、元々ポオの「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」(上記ポオ全集2に収録)という小説があって、これはゴードン・ピムが南極への冒険に向かうお話しなんですね。ところがいよいよ南極に近づいたところで話が中断してしまった。その続きを書いたのが、ラブクラフト「狂気の山脈より(狂気の山脈にて)」であり、ヴェルヌの「氷のスフィンクス」であるというわけです。


「世界の文学(20)J・ヴェルヌ 地底旅行」(中央公論社)

ジュール・ヴェルヌ, 朝比奈 弘治 ¥ 840
文字通り血沸き肉踊る冒険物語
謎解きが放棄されていて高い評価は与えられない
フィクションとは思えない大スペクタクル
過去の議論
100年前の作品とは思えない!
:これは面白くて数回読んだ覚えがあります。途中真っ暗闇の地底でひとりだけはぐれるシーンは、思い出してもゾッとしますね。


「国家に抗する社会」(P・クラストル、白馬書房)

 


「伝奇集」(J・L・ボルヘス、集英社)

J.L. ボルヘス, 鼓 直 ¥ 630
膨大な書物の館の、短い物語。
比類なき一壺天の数々
未来を予言した本
無限の迷宮
翻訳が……
:短編集なので読みやすいです。「バビロンのくじ」「記憶の人フネス」「隠れた奇跡」あたりは今でもたまに読み返します。




「世界の憲法・日本の憲法」(中嶋一磨、オーエス出版)

「なつかしの神田〜圭文堂主人問わず語り〜」(知里寛一、圭文堂)

この2冊はアマゾンになし。


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苦節15年「火星に捧げるデュエット」

この15年、ずっと古本屋を見つけるたびに飛び込んで捜していた本がありました。

筒井百々子の「火星に捧げるデュエット」というSF漫画なんですが、もちろん絶版状態なので新刊などなく、しょうがないので古本といっても捜しても捜してもどこにも売っておらず、「ないなあ〜」なんて思ってました。

ところが、ふとAmazon.co.jpで検索したら、マーケットプレイスで普通に売ってるわけですよ。

何て便利な世の中だったんだ!と驚きました。もちろん購入したんですが。


☆何を15年も捜していたのか?


それは1992年の年末にさかのぼります。

高校生の私は、あてもなく紀伊國屋梅田店の店内をうろうろしていました。

そこである一冊の本を買ってしまったのです。それは「蓬莱学園の復刻」。


全く、何の予備知識もない状態で購入しました。普通ではちょっと考えられないことです。

名前も知らない、何の本かも判らない、まして安い本でもない(3500円)。

今思い出しても、自分がなぜあの時この本が売られていた当時TRPGと呼ばれたコーナー(そんなものに興味はない)に行き、そしてこの本を手に取り、そしてレジに持っていたのか。全くもって判らないのです。


まず蓬莱学園とは何か。

遊演体という会社が1990年に行ったメールゲームの名称です。

そして1年間毎月発行された「蓬莱タイムズ」を12回収録したものが、この「復刻」。

「蓬莱学園」については、こことかここを見てください。


南海の孤島に存在する、学生数10万人の巨大学園。中二病患者の誰もが一度は夢想する世界です。

で、見事にはまった私は、周辺の文献を買いまくりました。解説本、小説、漫画。

また「復刻」には、その世界設定に使用された参考文献一覧が載せられていました。ファンタジー、東洋古典文学、SF、政治学、民俗学、少女漫画、言語学、歴史学、生物学、オーパーツ。

分野のひろがりはめちゃくちゃで、当時高校生だった私は次から次にあらわれる「未知の知識」に興奮しました。

「蓬莱学園」は私にとって、いわば「ものすごく無駄で、とてつもなく面白いことをやたらめったら教えてくれる怪しいお兄さん」であったのです。

その参考文献の中の一冊、これまで集めようにも集められず、失われたままになっていた一角が、件の「火星に捧げるデュエット」なのでした。

まあ何というか、入手できて良かった。


もしかしたら同好の士がいるのかもしれない、と思い、参考文献一覧のリンクを作りました。

……が、途中で眠くなってきたのでエントリーを分けます。


<蓬莱学園参考文献 その1>

■基礎資料


「水滸伝」(平凡社ほか)

駒田 信二 ¥ 2,548
権力に立ち向かう人々

「封神演義」(講談社ほか)

安能 務 ¥ 790
面白すぎる
否ヘタレで、強くて、かっこいい申公豹が楽しめる!!!
中国の三大怪奇小説の一つ
全三冊読みました。
物語の奥に潜む思想が、深い

「南総里見八犬伝」(曲亭馬琴、岩波書店ほか)

曲亭 馬琴, 石川 博 ¥ 820
正義は勝つ

「指輪物語」(J・R・R・トールキン、評論社ほか)

J.R.R. トールキン, 瀬田 貞二, 田中 明子 ¥ 7,560
大好きな作品の保存版!
追補編も含む文庫10巻セット

■神話伝説・民俗学資料

「八犬伝の世界」(高田衛、中公新書)

高田 衛 ¥ 1,575
江戸の読者のように、「八犬伝」を読む
八犬伝の新たなる発見

「椿説弓張月」(曲亭馬琴、日本古典文学大系ほか)

平岩 弓枝 ¥ 546
すんなり読めました。

「抱朴子・列仙伝・神仙伝・山海経」(平凡社)

葛 洪, 劉 向, 本田 濟 ¥ 2,854
怪異を知り、不老不死を得れば、さて後はなにをしようか。
仙人関係の中国古典

「酉陽雑俎」(段成式、平凡社、全5巻)


「捜神記」(干宝、平凡社)

干 宝, 竹田 晃 ¥ 1,680
好きなところを拾い読みできる短編集


「唐宋伝奇集」(岩波文庫、上下巻)

 


「崑崙山への昇仙」(曽布川寛、中公新書)

 


「もとやま礼子傑作集(8)もえよ!孔雀学園」(小学館)

「囲碁の民俗学」(大室幹雄、せりか書房)

「パラオの神話伝説」(土方久功、三一書房)

「日本民俗学と古代医術」(槙佐和子)


この4冊は発見できず。自分の足で見つけるしかなさそうです。


とりあえずこれで全体の4分の1くらい。

まだまだ続きます。


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2009年10月26日

ファイルメーカーに動画を取りこむ

今、ファイルメーカーで動画を管理できないもんかと模索中。

091026_fmp2.jpg

一応、「ガワ」はできたが、UI的にまだ使い物にならない。
わざわざデータベースで管理するんだから、何をするにも目的に対して数クリックで完了できなければいけないんだが……。
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2009年10月23日

ウルティマ5の思い出

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Ultima V -Warriors of Destiny-(オリジン社)


■初めに

僕がこれまでの人生で最もハマったRPGです。僕はRPGで何が好きといって、町の人との会話が好きなんです。ゲーム内世界の人々の日常生活を想像できるような会話が、一番いい。

そういう意味では、ファイナルファンタジーよりドラゴンクエストが好きなのであって、ファイナルファンタジーなら9が一番いいです。


■ゲームの紹介

とにかく面倒くさいゲームです。何が面倒かと言うと、まずややこしい倫理観。

このゲームの肝は「何が正義で、何が悪なのか?」という点です。前作は主人公が聖者アバタールを目指し、徳を積むという内容でした。

今回は「では、徳とは何なのか」という領域に入ります。前作で徳を規定していた世界の王ロード・ブリティッシュは行方不明となり、地下世界に幽閉されています。

代わって王座についたのが、ロード・ブラックソーン。彼は徳の基準を歪めてしまいます。


u5_darkload.jpg

●悪魔と邪悪なピエロを従えたロード・ブラックソーンさん。


そして8つの徳がゆがめられた結果、


慈悲:困った人を助けなければならない。さもなくば、同じ苦しみをなめることになる。

正義:罪を犯したら、自白をして罰を受けなければならない。さもなくば、一生牢屋に入ることになる。

名誉:名誉が傷ついたら、命を絶て。

謙譲:己の優れたところに対して謙虚であれ。さもなくばそれに対する怒りに苦しめ。

献身:収入の半分を、恵まれない人に寄付しなければならない。さもなくば、収入を差し押える。

勇敢:挑戦されたら、死ぬまで戦わなければならない。さもなくば、臆病者として去れ。

誠実:嘘をついてはいけない。さもなければ、舌を抜く。

崇高:徳の教えを高めねばならない。さもなくば、異端者として死ね。


という無茶苦茶な世界になりました。

つまり体制側に気に入られて情報を得ようとしたりすると、こういうおかしな倫理に従わざるをえない場面が出てくるわけです。判断を間違えると衛兵にとっつかまって投獄されます。


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ゲームの目的としては、大目的として「地下世界で行方不明になったロード・ブリティッシュを救出する」というのがあり、それに至る小目的として、

・8つの徳を示すマントラをそれぞれの神殿で唱える。

・ロード・ブリティッシュの3アイテム(王冠、杖、アミュレット)を集める。

・ブラックソーンによって追放された評議会メンバー8人を探し出す。

・メンバーから聞き出した「力の言葉」を使い、8つの洞窟の封印を解く。

・地下世界に眠る「偽り」「臆病」「憎しみ」の破片を探し出す。

・ブラックソーンを操る3人のシャドーロードの本名を探し出す。

・「真実」「勇気」「愛」の神殿で、シャドーロードを封印する。

があります。


さて、面倒なことは他にもあります。


・会話するのに、いちいち話を引き出す単語を入力せねばならない。

最初は名前や仕事を聞くところから始まり、相手のしゃべった内容から重要単語を抜き出す。

「僕は冒険家だ!」とか言われたら、「冒険」とかしゃべると返事がくる。


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ある町で誰それが言った単語も覚えておき、別の町でそれを聞かなくては重要な情報が出てこないなんてしょっちゅう。

必須アイテムの「魔法の絨毯」というのがあるんですが、その情報を得るには以下の手順を踏みます。


1,サーパンツ・ホールドのムッシュルーベ氏とフェンシングについて会話すると、魔法の絨毯の話になる。「私はそれをバンダイという魔術師に売ったんだ」

2,ポーズ村のバンダイ氏「わしは、有名なしゃべる馬、スミスを探しているのだ!」

3,ノース・ブリタニーのカート君と馬の話をする。「トレアンナが喜んで馬の話をしてくれるよ、特にバロリアン種の話はね!」

4,ロード・ブリティッシュ城のトレアンナ嬢にバロリアン種の話をすると、スミスの話になる。「森の奥深くにあるイオロの小屋の納屋に居るって聞いたわ!」

5,小屋に行って馬のスミスと、干し草のことなどを話す。

6,バンダイ氏と再び会話。「ついにやってくれたな!」

  →これで魔法の絨毯のありかを教えてもらえる。


僕は全会話のデータベースを作りながらプレイしてました。


そして移動以外のコマンドは、全て頭文字で入力します。

B(Board:乗船する)、G(Get:取る)、I(Ignite Torch:たいまつに点火する)、J(Jimmy:解錠)、K(Klimb:階段などの登降)、L(Look:見る)、N(New Order:パーティーの並べ替え)、T(Talk:会話する)といった感じです。慣れると一般的な項目選択方式より早くていいです。


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●山脈の奥深くへ「Klimb」して行くと見つけられる砦。


・町の人々が、本当に生活している。

朝起きてダイニングやレストランで食事して、働きに出る(畑を耕す、店を出す、職場に入るなど)。お昼も帰宅したりレストランに寄ったりで食事して、午後の労働へ。夜も同様に食事してから、就寝。会話は基本的に食事中か労働中だけしかできません。それ以外で話しかけても「後にしてくれ」とか「Zzz...」と寝ていたりで会話になりません。


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●ブリティンにある店「旅人の居酒屋」。3名がお食事中です(椅子に座ってる)。他に店のマスター、シェフ、小間使いの少年がいます。


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●夜になると寝ます。


・船は攻撃されたりすると老朽化して沈む。

海の孤島にあるバッカニアーズ・デンで敵に囲まれて船が沈んだときは、途方に暮れました。

・食糧を買い置きしておかないと、体力が減って死ぬ。


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●ステータスにある「F」がFood(食料の数)、Shipが船の耐久力。


・夜は真っ暗。たいまつで周辺が明るくなるが、決まった歩数で消える。


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●灯台は、ぐるぐると光をまわして照らしてくれます。灯台のありがたみがよーく判ります。


・町や洞窟にある扉を開ける鍵も1つづつ購入(鍵を開ける魔法もあるけど)。

・魔法は材料を購入し、自分でブレンドして作る。

材料は人参、にんにく、真珠、灰、苔、ナイトシェード、マンドレイクの7種類。売ってる場所によって値段が違うので、「人参はあっちの店が安かったな……」などと、生活感漂う思考をしながら世界を放浪するわけですね。ブレンドを間違えたら当然魔法はできません。洞窟内で材料がなくなると死ねます。

その魔法自体も、スペルを覚えて入力しないと唱えられない。


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●「魔法解錠」の呪文、In Ex Porを詠唱中。頭文字のIEPを入力する。


・レベルアップの基準が明示されない。

敵を倒すと経験値が入りますが、その値は見えません。で、宿屋ではなくその辺で野宿すると、たまに「ロード・ブリティッシュの亡霊」が現れてレベルアップさせてくれます。


u5_camp.jpg

●その辺の草原で野宿中。死んでいるわけではない。たまに敵に夜襲をかけられ、目覚めることなくボコボコにされます。


しかし貧しい人にお金を恵んであげたり、冤罪の人を助けたりという「善行」を積まず、町の人を攻撃したり、城の宝箱を盗んだりといった「悪行」をしてると、この亡霊が出なくなったり、逆にレベルダウンさせられます(町の人々も怯えたりして会話が成立しなくなります)。

この善行と悪行の基準も、はっきりとは明示されません。


最初はどうすれば亡霊が現れるのかすら判らず、レベルアップするために全滅してました(全滅すると現れる)。


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●ロード・ブリティッシュの亡霊。全滅すると甦らせてくれます。


・敵を倒すと、その場所から全員が脱出するまで戦闘が終わらない。

逃げる場合も全員が脱出しないと駄目。なので船上での戦闘などは、誰も脱出できないので逃げるの不可。洞窟内の岩場なんかで戦うと通路が狭いのでめちゃめちゃ面倒。


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●橋の上で戦闘。全員を画面外へ出すと逃走成功。


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●船の上で戦闘。画面外に出られないので逃走不可。


・敵を倒すと宝箱が出る。ただしアイテムを1個ずつ取るので面倒。

ドラゴンなんて倒すと大量(武器だの道具だので20個くらい入ってるので、その場合20回Getを繰り返さないといけない)にアイテムを吐き出すので、5人パーティーなら4人を脱出させてから残り1人で宝箱を開けないと、コマンド入力だけでイライラが爆発します。

なので船上で宝箱が出たりすると、誰も画面外に出られないので最悪。


・地下世界の存在。

このゲームの舞台は、主に地上と地下に分かれます。地上はいいとして、地下に入るには世界に8つある洞窟の最深部まで行くか、滝つぼに落ちるか、たまに海上に出現する大渦に巻き込まれるか。


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●滝壺。


この滝と大渦が厄介で、まだゲームを始めたばかりの頃に間違えて地下に落ちると、まず脱出は不可能です。

なぜなら普通は、地上から洞窟に入り、その地下8階まで下ってようやく地下に入るわけです。それをパスして来てしまった場合、脱出するには真っ暗闇の地下世界で何とかして洞窟につながる場所を発見し、そこから8階分上がらねばならない。

まあ、まず無理ですね。


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●地下世界。看板にはルーン文字で "HEREUPON BEGAN THE QUEST OF HIS MAJESTY LORD BRITISH TO EXPLORD AND CHART THE NEW UNDERWORLD ON 11/27/137" と書かれている。つまりロード・ブリティッシュたちが地下に入った際、記念に建てた看板。ルーン文字の翻訳は自分でしないといけません。


u5_under2.jpg

●地下世界の2。奥深くに探検隊の墓場が。死体が転がってます。ここまでの道は一方通行で、もう戻れません。それなのにこれ以上進めない。初めて来た時は、まさしく絶望感に襲われました。


どうです。嫌になってくるでしょう。画面の派手さもありません。


でも、これがいいんです!(インドを誉めるアブドゥル風に)

だが……それがいい!(甲冑こわしちゃった爺様を誉める前田慶次風に)


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答え、わかります?

(正解でも間違いでも戦闘になるんですが)
タグ:diary game
posted by tk219 at 14:04 | Comment(2) | TrackBack(0) | なつかしの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月22日

感動してしまう動画

最初「おーっ」と思い、そのうち感動してしまう動画。

Reading on a Dream


Reach!


次は一気に大規模なやつを。

Sing-along Trafalgar Square


Liverpool Street Station


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posted by tk219 at 10:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | 映画・小説・漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月21日

一括インポートして、絶対パスを取得する

使用環境は FileMaker Advanced 8.5 win です。

091021_fmp1.jpg

まずオブジェクトフィールドに画像を参照保存し、そのファイルパスなどの情報を別のフィールドに保存します。

・画像:オブジェクトフィールド
・情報:計算フィールド =GerAsText(画像)という状態です。

それで右クリックから「ピクチャを挿入」→「参照のみ保存」とすると「情報」フィールドには、

画像のサイズ(size:)
相対パス(image:)
絶対パス(imagewin:)

が保存されます。
しかしフォルダの一括インポートで同じように「参照のみ保存」としても、相対パス(image:)しか保存されない。
これはそういうものなのか、それともどこか間違っていて、フォルダのインポートでも絶対パスやサイズを取得できるはずなのか?

いろいろ試してみましたが、結局分からないのでmixiのコミュで質問してみました。
すると、

>それが仕様の様ですよ。
> どうしてもでしたら、フォルダのインポート後に得られたパスでピクチャの挿入して上書きすればいいのでは。

そうか!と膝をパシコーンと打ちました。
最初のインポートで取れなくても、情報はあるんだから取り直せばいい。
なんで思いつかないんだろ。ほんと俺って頭が固いなあ。
タグ:filemaker
posted by tk219 at 09:44 | Comment(3) | TrackBack(0) | ファイルメーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月16日

今月の東京

東京行ってきました。
まずは、生まれて初めて早稲田大学へ行きました。

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高田馬場から「早大正門前」というバスに乗って、10分くらい。
とにかく広いというのが感想です。
ここのOBだと、学生相手するだけで商売成り立ってる人がいるでしょう(ゼミ合宿の斡旋とか)。

13:00に待ち合わせでしたが、ちょっと早めについたので学食でお昼ご飯を食べました。

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学食もきれいです。

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食べたのは「大隈ランチ」480円。それに味噌汁30円をプラス。
これはもう完全に学生向けのご飯ですね。とにかくお腹にたまる。それだけ。

13:00に待ち合わせさせてもらったのは、漫画家・小説家の菅谷充さん。
漫画家としては『ゲームセンターあらし』が有名すぎますが、実は架空戦記ものの小説でも多数の著作のある方です。
話していて次から次に話題が出てくるという感じで、「頭のいい人だなー」と圧倒されました。

次は新宿で、詩人・評論家・翻訳家の郷原宏さん。
元読売新聞記者・編集者の方で、74年に『カナンまで』でH氏賞、83年『詩人の妻』でサントリー学芸賞、06年『松本清張事典決定版』で日本推理作家協会賞評論部門の受賞をされてます。各社文庫の解説執筆多数。他に映画『わが愛の譜 瀧廉太郎物語』原作など。
またハヤカワミステリをよく読まれる方なら、翻訳家としても親しみがあるのでは。

郷原さんもとにかく頭の回転が速い。
この世は何て不公平なんでしょうか。

夜は、新宿の老舗「アカシア」でロールキャベツを食べました。

091014_akasia1.jpg

シチューソースの中にやわらかいロールキャベツ。

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それとセットの、白カツカレー。
ただしご飯の量に比べて、どうもカレーが少ない。

これまたお腹にたまりまくる食事で、どうやら私は太ります。
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2009年10月02日

名古屋

今週は、仕事で名古屋に行ってました。

写真家の小原玲さん。
ちょうど2ケ月ぶりにお会いした感じです。
元々は報道写真の方で、Life、Time、Newsweekといった雑誌で活躍されてきた方ですが、現在は動物写真家として活動されています。


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作家・椙山女学園大学准教授の堀田あけみさん
17才で作家デビューし、その作品は映画化、ドラマ化、コミック化などもされていますが、同時に教育心理学の研究者でもあるというすごい人です。

091001_hotta.jpg

お二方ともいい方で、楽しくお話しさせていただきました。


その後は栄に寄って、鈴波の定食食べて、ラシックでアンジェリーナのケーキ買って帰りました。
東京・名古屋・福岡とアンジェリーナがそこにある限り、必ず買って帰るという。

そういえば帰りの名古屋駅を歩いていると、なにやら覚えのある香りが充満。
この柑橘系の……日本ではあまりなじみのない……

あっ、コロンヤや!

と気付きました。
トルコ人のツアー客でもいたんでしょう。
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posted by tk219 at 14:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 外出(遠出) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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